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菊花賞の法則

2017-10-17 00:00:00 | 長距離血統の法則
■血統傾向■

かつては菊花賞御用達血統のダンスインザダークが居たのだが、ディープの出現以来、そう言った昔懐かしい血統傾向はとんと見られなくなった。
そのディープは昨年ようやく菊花賞初勝利を果たし、過去5年で【1-2-0】。ダンスの後継と見られていたステイゴールドが、昨年2着に入り【1-1-0】になった。その2頭以外のSS系で複数回馬券になっているのが、父で1勝、母父で1勝のスペシャルウィーク。
血統構成で見ると、2年連続2着のSS系×ストームキャット(ストームバード系)。表には出ていないが11年2着のウインバリアシオンも同じ血統構成だ。
あとは、2年連続3着のキングマンボ系。そして、忘れてはならないのが90年代の菊花賞で活躍していたロベルト系。12年2着スカイディグニティの父BT、13年1着エピファネイアの父シンボリクリスエス、14年3着ゴールドアクターの父スクリーンヒーローと、ここに来て復活の兆しを見せている。

■前走■

みなさんご存知の通り、前走神戸新聞杯組が【8-6-5】と圧倒的に優勢。それに対して東の菊トライアルのセントライト記念組は【1-2-2】と5頭しか馬券になっていない。

<前走神戸新聞杯組着順別成績>
1着:4-1-1
2着:1-3-0
3着:3-1-1
4下:0-1-3
神戸新聞杯組の連対候補は同レース3着以内の馬で、4着以下の馬は3列目までが妥当。

<前走セントライト記念組着順別成績>
1着:1-0-1
2着:0-1-1
3着:0-1-0
4下:0-0-0
セントライト記念組の4着以下には用はない。

穴を狙うのなら、前走条件戦組。09年1着スリーロールス(8番人気)、10年3着ビートブラック(13番人気)、14年3着ゴールドアクター(7番人気)と3頭が馬券になっている。

■人気■


<人気別成績>


<人気別着別度数グラフ>

1番人気が強いレースなのは分かるが、過信は禁物。かと言って、10番人気以下を狙うのは無理筋っぽい。馬券は1番~9番人気以内で組んだ方がよさそうだ。

■ダービー馬不在の菊花賞■
今年はダービー1着~3着までの馬が、全て不出走。それを受けてマスコミは、やれ乱菊だの大混戦などと煽るのは常套手段だが、騙されてはいけない。正直言って、今年の菊花賞は堅い。堅いと言っても人気は割れるだろうから、そこそこ配当はつきそうなのも嬉しい限り。その理由は、ダービー上位組が居なくても、信頼に足りる馬が出走するからだ。その馬とはズバリ、皐月賞馬である。

88年以降の過去29年で皐月賞馬は16頭出走し、その成績は【6-2-1-7】で、勝率38%、連対率50%、複勝率58%と、これだけでは信頼度はイマイチ。
だが、これをダービー5着以内というフィルターを通すと、【6-2-1-4】と馬券圏外に飛んだ馬は4頭に減り、勝率46% 連対率62%、複勝率69%となり、鉄板とまでは行かないまでもその信頼度はUPする。

<皐月賞馬かつダービー5着以内馬の菊花賞の成績>
88年ヤエノムテキ…ダ4着(2番人気)⇒菊10着(1番人気)
92年ミホノブルボン…ダ1着(1番人気)⇒菊2着(1番人気)
93年ナリタタイシン…ダ3着(3番人気)⇒菊17着(3番人気)
94年ナリタブライアン…ダ1着(1番人気)⇒菊1着(1番人気)
98年セイウンスカイ…ダ4着(3番人気)⇒菊1着(2番人気)
99年テイエムオペラオー…ダ3着(3番人気)菊2着(2番人気)
00年エアシャカール…ダ2着(1番人気)⇒菊1着(2番人気)
03年ネオユニヴァース…ダ1着(1番人気)⇒菊3着(1番人気)
05年ディープインパクト…ダ1着(1番人気)⇒菊1着(1番人気)
06年メイショウサムソン…ダ1着(1番人気)⇒菊4着(1番人気)
11年オルフェーヴル…ダ1着(1番人気)⇒菊1着(1番人気)
12年ゴールドシップ…ダ5着(2番人気)⇒菊1着(1番人気)
16年ディーマジェスティ…ダ3着(1番人気)⇒菊4着(2番人気)
17年アルアイン…ダ5着(4番人気)⇒菊?着(?番人気)

これまでの皐月賞馬はダービーでの人気は3番人気だったことが気にはなるが、今年の◎はダービーで4番人気だったアルアインとする。

◎アルアイン…ディープインパクト×エッセンスオブドバイ
母父は一見、ミスプロ系かと思いがちだが、実はプルピット~エーピーインディに繋がるボールドルーラー系。同系統には長距離をこなすスタミナ血統というイメージは沸かないが、本馬の母系(ボトム)を辿っていくとリボー系ヒズマジェスティの名前を見ることができる。
大舞台に強いリボー系。かつて一世を風靡したダンスインザダークやBTにも、このリボーの血が流れていた。


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