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安田記念の法則2

2020-06-03 00:32:26 | 府中の法則
■安田記念とSS系■
【血統傾向~過去5年】

過去5年で【2-1-3】の父SS系。毎年馬券にはなるので、バッサリと切るわけにはいかないが、SS系は昔から安田記念とは相性がよくない。

SS産駒が初めて安田記念に出走したのが96年。前年の皐月賞馬であり、ダービー2着のジェニュインと前年の桜花賞2着でオークス馬のダンスパートナーの2頭が挑んだが、4着と6着。ジェニュインは翌97年にも出走し2着に入り、SS産駒として初めて安田記念で馬券になった。以降、馬券にはなるものの、勝てない時代は続き、初勝利は07年のダイワメジャーまで待たなければならない。その間に二代目のダンスインザダーク産駒のツルマルボーイが04年に1着になり、後継種牡馬に先を越されてしまった。
96年~10年までの15年間におけるSS産駒の成績は【1-2-2-38/43】で、勝率2.3%、連対率7.0%、複勝率11.6%と、G1を総なめしたSS産駒にとっては惨憺たる成績だ。

二代目SS系産駒の初出走は、フジキセキ産駒のダイタクリーヴァが出走した02年で、結果は8番人気で16着大敗。以降、昨年までで二代目SS系産駒は104頭が出走し、その成績は【4-4-6-90】で、勝率3.8%、連対率7.7%、13.5%と、父SS一頭の成績と大して変わらない。
とりわけ、ダイワメジャーとディープインパクトの成績は目を覆うばかり。

上述のようにメジャー自身は07年の優勝馬。
種牡馬になっても安田記念と同じコースで行なわれるNHKマイルCにおいてカレンブラックヒル(12年)、メジャーエンブレム(16年)、アドマイヤマーズ(19年)の3頭の勝ち馬、今年の2着馬レスシテンシア、そしてフラムドグロワール(13年3着)、ボンセルヴィーソ(17年3着)の2頭の3着馬を輩出している、マイルの名種牡馬なのは間違いない。
だが、何故だか安田記念ではサッパリの成績。これまで10頭が出走したが、なんと1頭も馬券になっていないのだ。その中には前出のカレンブラックヒルと17年の桜花賞馬・レーヌミノルも含まれる。
今年は国内外の芝マイルG1で3勝を挙げ、これまでのメジャー産駒の中では実績断然のアドマイヤマーズが出走する。メジャー産駒の初勝利となるかどうか見ものである。

そして、問題のディープインパクト。
芝のマイル以上の根幹距離の重賞、特に大箱の府中なら大威張りのはずのディープなのだが、不思議と安田記念では走らないのだが、他の二代目とは一味違うのがディープ。
ディープ産駒の初出走は11年のリアルインパクト。3歳ながら古馬をぶっこ抜きディープに安田記念初勝利をプレゼント。そういえば、今年のNHKマイルでも、リアル産駒のラウダシオンが勝ち、リアルに重賞&G1初勝利を齎した。
以降、数にモノを言わせて数多の産駒が出走したが、その成績は【2-1-2-32/37】で、勝率5.4%、連対率8.1%、複勝率13.5%と何とも物足りない数字である。
今年は5頭がエントリー。果たして3勝目を挙げることができるかどうか、こちらも見ものである。

なお、登録馬中のメジャーとディープ以外のSS系種牡馬の安田記念での成績は以下のとおり。
ステイゴールド:1-0-0-3/4(1勝は昨年の勝ち馬インディチャンプ)
マツリダゴッホ:0-0-0-1/1(着外1頭は今年は回避濃厚のロードクエスト)

安田記念では、SS系種牡馬(特にディープとメジャー)は過信禁物だ。


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