かりおかの実験室

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IC555でブザーの実験

2015年12月18日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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先日、今後の製作のためにと、簡易な電子ブザーの回路を検討したという記事を書きましたが、その後、LMC555のデータシートに、”50%デューティー・サイクル・オシレータ”というものがあることを知りました。∑(・o・)!おおっ

これは部品が少なくて済みそうだぞ(-_・ )

というわけで実験してみたところ、ブザーとして動作させることができました。
実験回路はこんなものです。

7番に接続の抵抗は、プルアップのためのようですが、無くても動作しました。
よって、555でもなんと4つの部品(スピーカーを除く)でブザーを構成することができたというわけです。

ところで、デューティー比50%って本当?(´・ω・`)?

計算値と測定値はこんな感じでした。(計測にはデジタルマルチメータを使用)

CMOSタイプのLMC555とTLC555は、周波数を変えてもまぁ50%程度というところでしょうか。
バイポーラタイプのNE555でもOKかと思いきや、そうはいかないようでした。
ま、ブザー目的なら50%じゃなくても動けばOKかも。

さらなる探求~(・_・)b

出力に接続したカップリングコンデンサの容量を変えると音程が変わってしまいました。
この回路は、3番の出力から抵抗を通じて発振の基になるコンデンサが充電される仕組みなので、出力に接続した負荷による影響が少なからずあるのだと思います。
そこで、こんな風にしてみました。


3番の出力を使わず、7番から出力をとってスピーカーを接続したところ、バッチリ動作しました。
カップリングコンデンサは、100μF以上なら1000μFにしても音程が(耳で聞いた感じで)
変わりませんでした。
7番の抵抗が必要となりますが、安定動作をさせるならこっちのほうが良いかもしれません。
でもたぶん、出力を上げようと抵抗値をあまり小さくすると、ICは壊れるでしょう(←これは未実験)

というわけで備忘録。
・50%デューティーサイクルオシレータ回路で、簡易な電子ブザーが可能。
・この回路で50%が必要なら、CMOSタイプを使うべし。
・安定性が必要なら、出力は7番からとるべし。
・もーれつア太郎に出てくるカエルのキャラは”べし”。

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