第208話 笑いのツボ

2009年05月18日 22時34分02秒 | 子育て・「おママごと」

予定の第207話を変更して やまちゃむ様へのコメントの続き。

私はどちらかというと、怒りんぼです。
そんな私が今まで奇跡のニコニコ育児ができたのは、
ただ単に笑ってしまって、怒れなかっただけです。

大きな頭の下すぐ華奢な肩。首のないあのフォルムが妙に可笑しい。
お風呂に浸かるとお湯の中でさらに肩幅がせまく見えて、いつも笑ってしまう。
どうしてそんなにパパにそっくりなの! 訳もなく笑える。
失礼極まりないのですが、息子が真剣に泣いてる顔にふきだしていまう。
自分でお茶をこぼしておいて、さも残念そうに「あ~あ」と嘆く矛盾に
ツッコミどころ満載だし。
おむつ替えを嫌がるのですが、
そのままにしておくとちっちの重みでおむつが下がってくる。
おしりを半分見せながら、本人、真剣に打ち込む姿とか、
おむつが力尽き床にボトっと落ちたのを見て「あれ?」とか。
面白いことが次から次へと起こるのです。
息子は笑かそうとしているわけではないので、その真剣さがさらに面白い。

怒らないを目標にしていますが、
このままずっと怒らずにいけるとも思っていないですし、
怒ることは悪いことではないと思っています。
怒らないというより
息子にあたらないよう気をつけているといった方がいいかもしれません。
後は、怒らぬ先の甘味。空腹はニコニコ育児の敵。糖分を補給し、臨みます。 

朝、時間のない時は「お願い。ママはもう仕事に行く時間だから、協力してほしい」と
真剣に息子に伝えます。
すると最後は、甘えたい気持ちを我慢して協力してくれます。
主人の協力もありますが、職場復帰をしてから今日まで遅刻せずこれたのは、
何より息子の協力あってのことと思います。
1歳児が気持ちを押し殺して、親を想ってくれる。
小さいながらもわかっている・・・
感動と共に申し訳なさを感じる瞬間。
感謝を込めて抱きしめるくらいしかできません。

怒っても悩むし、怒らなくとも悩む。
わからないことがあまりに多くて、正解もない。すぐに結果が出ない。
マニュアル通りにいかない。自分自身をつきつけられる状況。
裸にされたような。

子育てってほんと自分というものを思い知らされます。
ママという称号に値するよう標準語育児をしたいのですが、
現実は大阪弁まるだし育児。おかん、体当たりです。
やまちゃむの子育て論は、
やまちゃむの価値観全開で、実にやまちゃむらしい。
親がだめなら反面教師に、よければ手本によい子に育つ。
肩の力をぬいて子供に向き合えそうで、素敵な呪文です。ありがとう。


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3 コメント

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恐縮です… (やまちゃむ)
2009-05-19 02:09:56
コメントの返信ではなく、第208話として書かれたことに恐縮しちゃいます。
わざわざ、ありがとうございます♪

うちの息子も半ケツで遊んでいる時あります!
あれは笑えますね。
僕も普段はそんな怒っているわけではないんですけどね…。
でも、短気だ。
すぐにイラッってきちゃいます。

>息子にあたらないよう気をつけているといった方がいいかもしれません。

この一文が僕の胸にグサッと刺さりました。
まったくその通りです!!
でも、僕はできていない時があります…。
情けない話ですが、正直、躾ではなく、あたってしまっている時もあります……。
後で後悔と反省はしますが、そんな時は子供にすごく申し訳ないですね。
子育てって、ほんまに自分を映す鏡のようで、むしろ“自分”育てやと感じることが多いです。

あと、子供って何歳であっても、言葉が話せなくても、真剣に伝えたらわかってくれますよね?
あれは感動するし、子供の秘めたるチカラには感服させられます。
実は何でもわかってる。
子供やと思って甘くみたらあかん、常々僕はそう思って接するようにしてます。

なんだか、とーまさんの子育て日記を読んでいたら、自分の反省点がわかるし、同じ悩みに共感できるし、現在の自分を再確認できた気がします!
明日から、“あたらない”子育て、目指してがんばるぞ~
返信する
やまちゃむ様 (とーま由花)
2009-05-20 06:45:23
早速のご高覧ありがとうございます。
やまちゃむに話すように書けました。
いつも誰かに返信するような気持ちで綴っています。
その方が書きやすいので、
コメントをいただけたことに、感謝です。

にんげんだもの、色々、あります。
自己嫌悪に陥った時はいつも心に相田みつお。
あの にんげんだもの の文字を浮かべ、
あっさり自分を許しています。

私は お母さんになれた ことに
とても 感謝しています。
身の程知らずにも、
もっと もっと たくさんの子供の
お母さんになりたいと欲が出てきてしまうほど。
人生でお母さんという仕事に携わることができた
このことに ありがとう と 謙虚な気持ちになります。
子育てができる 幸せ です。

私と主人が険悪な雰囲気になると息子が仲をとりもってくれます。
パパの、ママの、頭を等分になでなでしたり。
はい どうぞ と言って、パパとママのくつを
出してくれたり。
普段は私の抱っこばかりの彼が、なぜか
パパの抱っこがいいといいだしたり。
子供は えらいです。よくわかっている。

こんな話を対面ではなかなかできないけれど、
こういう形でも会話できると嬉しいわ。
またのお越しをお待ちしております。

末筆ではございますが?
息子をおむつかぶれにしたことがないことだけは
添えておきます(笑)ネグレクトじゃないよ。



返信する
同感です! (やまちゃむ)
2009-05-21 01:03:37
経済的な問題がなければ、もっと子供欲しいです(笑)
子供だらけでわちゃわちゃになって、子供が子供の面倒を見ながら育つのが理想です☆
子供を持って、初めて親の苦労も気持ちもわかったし、子供がいることの幸せも実感したから。
僕は子供を産むという、女性ならではの人生の一大イベントは体験できないけど、それでも「お父さん」になれたことは、やはり幸せです。

うちも一緒で、上の娘は僕と嫁が険悪になると中に割って入ってきます(笑)
「もぅ~ ケンカしたらあかん!」
怖い顔で怒られます(苦笑)

僕がイライラしていると、
「なんで怒ってるの?」
とあまりの直球勝負を挑んでくる時もあります(汗)

色んな僕を、実はじっくりと見られているねんなぁ~と感心します。
そして、だいぶ恥ずかしくなります。
子供はほんまにしっかり、ちゃっかり、親を見抜いていますわ。
だから、僕は親として、大人として、失敗はしてもいいから、できるだけ素直な自分をさらけ出したいと考えています。
自分の子供にちょっとええかっこしてみても、ごまかしてみても、絶対バレると思うし、その方がもっとみっともない!
だから、これからも僕は素っ裸の「僕」で、子供たちと真剣勝負をしていくつもりです!!

ほんま、まさかこういう形で子育てのことを会話するとは思ってもみなかったです。
早速訪問、即効コメントですが、何か?(笑)
返信する

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