息子が寝てから、映画鑑賞する。
次は何を観ようか(レンタルビデオ)店内をあてもなく歩いていると、
隅に啓発ビデオコーナーがあった。
今まで気づかなかった・・・公開プレゼン失敗後のこと(第443話・天王山参照)である。
これも神の思し召しと借りてみることにする。
吉野敬介「オマエだけの言葉で話してみろよ!」、再生。
深夜、暗がりの中で笑う。
結婚式といえば・・・頭にフェラーリ事件。
エンゲージリング、マリッジリングを購入したお店で、
結婚式当日3千万円相当のティアラを無料で貸し出しの特典サービスがあるという。
3千万円といえば、頭にフェラーリ! 頭に一軒家状態!!
芸能人でもなければ、大富豪でもない私にとって、
こんな体験は2度とないだろうとこの申し出にうっとり・・・ただし、問題がひとつ。
通常は、指輪を購入した同ホテル内での挙式対象者のみ。
つまり、紛失等心配なし、ティアラの管理はホテル側の責任範囲内。
私は近隣ホテルでの挙式。
つまり、お借りしてから返却するまでの間、もしもの場合、保障がない。=自己責任内・・・
ティアラを受け取ってから、そのまま挙式実施のホテルに向かうとして、
タクシーを待機、タクシーに乗ってから目的地まで約3分。
私がこのティアラを身につけていられるのは、挙式開始から披露宴お色直し離席まで。
ティアラをはずしてから披露宴終了まで私の目の届く範囲内にあらず。
さあ、どうする?!
私はティアラの輝きに目がくらみ、とりあえず、お借りすることにしたのだが、
この判断が危機管理能力のない嫁として新郎側のご両親の怒りを買うこととなる。
式直前、花嫁が新郎の実家に詫びを入れにいくこととなり、(←さらっと書くが、お許しをいただくのは大変だった)
急遽、ウェディングドレスにあうティアラを結婚式実施ホテルでご用意していただくこととなる。
このすったもんだが、頭にフェラーリ事件。
わざわざ式直前に新郎が新婦のティアラのことを両親に話すということで、
借りない方がいいという自分の思いを成し遂げた主人の策略を思わないこともないが、
3千万円のティアラは私には身分不相応。 あれはあれでよかったとは思う。
本が1冊なくなり、探していたらCDが出てきた。
そこに置いていたことも忘れていた・・・
久しぶりにきいてみると、昔、買った時と同じように、いい。
はじめにきよしの、「はじめにきよし」、「いえ」、「はれ」、「楽」。
毎日、通勤途中にきいている。
ききながら色々思い出す。
披露宴でお客様の会話を邪魔せず、バックに流す曲をと「はじきよCD」を式場に預け、
あれからそのままになっていたこと。
結婚式は、式場から選曲まで花嫁(または、花婿)がこだわりにこだわって作り上げるものだけれど、
今振り返ってみると、参加者の心にはさほど残らないこと(笑)
あの時は、披露宴会場のカーペットの模様まで気になるのだから、
花嫁の思い入れは人一倍強いこと。
私がはじめにきよしに出会ったのは、演劇で流れていたのが最初で、
その後、友人と行った小さなライブ会場で彼らの生音を聞くこととなる。
その時の友人の目的は倉本美津留さん。
で、友人の単なるつきそいでいった私は倉本美津留さんの「ほころび」をきき、
倉本さんが歌う「ほころべ!」というメッセージが心に残り、
このブログを「カプチーノのほころび茶話ん」と名づけることになるのだから、不思議なものである。
久しぶりに自分の心臓の音が耳まで聞こえてくるほど緊張を味わった日曜日のプレゼンは、
自分が思い描いたようにはいかず、昨日はそれなりに落ち込んで、今日。
「演劇してたくらいだから、大丈夫でしょ」
なんて言われるけれど、演劇の場合、舞台は明るいが、客席は暗い。
つまり、お客様の顔があまり見えない状況であるのに対し、
プレゼンはみなさまの視線を一身に浴びた明るい中での説明となる。
終了後、悔しくて、反省して、思い出しては落ち込んで、
でも、できることならもう一度挑戦させていただきたい。
このまま失敗体験で終わらせたくナク、できれば成功体験として記憶を更新したい。
こんな時の格言としては、
「最大の名誉は、決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることだ」(孔子)
キャッチコピーとしては、
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」(糸井重里) そんな気分です。
一日寝かせての反省点は自分の練習不足もさることながら、情熱不足。
今回、うまくやろうとしたのが敗因。
もっと伝えたい思いで語らなきゃいけなかった気がする。
恐怖で冷たくなっていたけれど、次があれば、次回こそ、熱く語れますように。
目指すは次の天王山。
追伸
思い切って、私のプレゼンをきいて下さった方にきいてみました。
最初からうまくできる人なんていないこと、
失敗だと思っていた中に、いいところもあったこと、
次回へのパワーにします。
本日は、育児休暇中に通っていた「母乳育児相談室」の話。
私が母乳マッサージの施術を受けに幾度となく足を運んだ場所。
産みの苦しみという山を乗り越えたら、次は、おっぱい。
母乳の出が悪い、乳首が切れる、乳腺炎など胸のトラブルに悩まされる。
出産時の痛みと比べたら・・・と言いたいところだが、痛いものは痛い。
耐えがたき痛みに助産師さんを訪ねた。
母乳マッサージを受けたのだが、最初の助産師さんは、マッサージ自体が痛い。
次に出会ったのが、母乳育児相談室(桶谷式)の阪本ミサオ先生。
痛くない。施術前より施術後、明らかに軽くなる。楽になる。
最初の助産師さんとの違いはなんだろうか・・・力加減か。
最初に受けたマッサージは、力があり、均一に強かった。
阪本先生のマッサージは、軽やかだが、的確にツボを押さえていた。
80歳を過ぎた先生のマッサージは、これぞ職人技、いい塩梅なのである。
私は先生の虜になり、次回の予約を入れた。
先生の予約ノートはいつもぎっしり埋まっている。
ご高齢もあって、相談室は毎日開けていない。
先生のペース(先生の通院日やご予定)にあわせて、施術可能な日が限られている。
20分程度の施術であるが、初診は5千円、次回から3,500円。
(だったような気がする。記憶が定かではない)
極上マッサージを受けながら、先生の表彰状を見つめる。
このお歳で、この収入・・・手に職の強さを見た。
女性ができる一生の仕事・・・私も勉強しようかなと馬鹿なことを思いながら寝そべっていた。
当時、車の運転ができない私にとって赤子連れでの遠方通院であったが、
結局、育児休暇があけるまで定期的に通った。 いい塩梅というと、先生のことを思い出す。
※突然、おっぱいの話をなぜ?
実は、職場で「いい塩梅」を感じたのだが、
主人から「息子のこと、職場のことなど特定できるような話は書かぬように」と言われている。
なので、自身の経験に落とし込んでおっぱいの話に変換した、というわけである。