第381話 アドレナリン

2011年09月19日 03時50分38秒 | 子育て・「おママごと」
お風呂上り、息子の体を拭きながら、マッチ棒みたいだなと思う。
大切な女の子を守るため、いつか肩幅や胸板が厚くなっていくんだろうな・・・と。
でも、今はその華奢な体が愛おしい。

白く輝く産毛が輪郭をふちどる息子の横顔を見つめる。
どうしてこんなに可愛いのだろう・・・この柔らかな産毛に熱視線を送る。

韓国ドラマ「美男ですね」にハマり、息子が寝るまで待てず、日本語音声に変えて見る。

不意に息子が私の耳元で「俺は、お前が、大好きだ」とささやく。
♪ マlド オpシ サラngウl アlゲ ハゴ~
   マlド オpシ サラngウl ネゲ チュゴ~ ♪
ドラマ挿入歌「言葉もなく」をバックミュージックに 生んでよかった! 息子を抱きしめる。
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第380話 方向性

2011年09月14日 07時13分09秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

チェックインからチェックアウトまで、
各旅館で様々なサービスを展開しているが、
その旅館の印象を大きく変えるのが、仲居さんの接客にある。

入れ替わり立ち代り、若い仲居さんがやってくるところがあり、
嬉しそうなパパを見ながら「ここは仲居さんの若さと美しさも売りなのね!」と思ったが、
その後に体験する「おばちゃん仲居」と比較すると
旅館側としては清潔感を重んじてのことであったのかもと改心する。

私も立派なおばちゃんであり、
語弊があってはいけないので否定するが、おばちゃんだとハズレというわけではない。
要は「品」。
お料理を置く時、立ったままならまだいいのだが、片足があがる様子がよくない。
当然、遠くから器を置くことになるので、派手な音が立つ。
派手な音が立つからといって、テキパキすばやく置いてくれるわけでもなく、
その間、我々は話もせず、微妙な空気を漂わせることとなる。
そのような接客態度は彼女の開いてくる着物の裾にあらわれる。
この仲居さんでなかったら?
施設がよくても、この旅館の格は明らかに落ちて台無しに・・・実にもったいない。
一期一会、社員教育の重要性を感じるところである。

旅館といえば、お部屋食の後、布団をひくという流れ。
最近ではお客様のプライベート空間を守るため、
お食事処での食事、お部屋は寝室設置型が増えてきている。(人件費削減のメリットも?)
息子がまだ小さいので、我々はお部屋食かお食事処でも完全個室型の宿を選択することが多い。
面白いのが、布団がセットされるまで様々なやり方があるところ。
仰々しく布団をひくためだけの方が(お食事係と違う方が数名で)あらわれるパターンもあれば、
お食事を出して下った顔馴染みの仲居さんがお一人で布団をひいてくださることもある。
私は一人の仲居さんが美しく一連の作業を終えてくださった後者の方が好き。
「昔ながら」からちょっとした発想の転換で、無駄な人件費も削減できるスマートなシステム。
翌日、チェックアウトまでお布団ひきっぱなしのところもあるが、
これもまた宿泊者にとっても、旅館側にとってもよいことだと思う。
削減したところをサービスとする、あの手この手を見ながら寛ぐ楽しみ。

さて、お客という立場で上から目線で辛らつなことを書いたが・・・
私も歳を重ね、それなりのおばちゃんである。
失った若さを私なりに何で補うかを考えた時、やはり、品だなと。
下がっていくより、上がっていく方がいい。失わずに生きたいと思う。

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第379話 フラッシュバック

2011年09月14日 05時40分07秒 | Weblog
自分の中のこのやっかいな気持ちと向き合い、「悔しい」を辞書で検索してみる。
物事が思い通りにいかなかくて、あきらめきれず、忘れられない、という語句が
私の中の思いと合致している。
この思い、どう克服すればよいものか・・・
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第378話 あれ?

2011年09月10日 12時47分38秒 | 子育て・「おママごと」

息子が園庭の鉄棒で足抜けまわりを披露してくれた。
私だって。
その昔、足掛け周りなどしてクルクル回っていたものだ。
ここは連続前周りでもして息子から羨望の眼差しでもあびるかと取り組んでみたものの、
あれ?
どんなに勢いをつけても2回転もできない。ドスっと落ちてしまう。
腕の力? 女性特有の皮下脂肪によるもの?
できなくなった原因は不明のまま、断念。

朝起きて、いつ寝てしまったのかとハッとする。
息子が寝る前に寝てしまったであろう私。
昔は息子が寝てからパソコンを開き、ここに一話書く体力があったのに・・・
寝たフリが命取りになる今日この頃。

みなさまには、せっかくお訪ねいただきましたのに、
毎度しばらく更新できず申し訳ございません。
毎日コメントとカウンター数だけは確認しています。
励みになり、先ほど一話書きました。
夏の思い出を綴りながら、子育てとはそういうものなのかなと。

私の最近のあれ?は主に体力低下によるものなのだが、息子のあれ?は一味違う。
「ばぁばの作ったご飯は美味しいな。なんでかなぁ・・・ばぁば、小さいのにな」
この、あれ? は不思議がいっぱい。可愛いから許す。
「あの人、めっちゃ、顔、ふくらんでるで! 見て、あれ!」
息子の指差しを制止し、この、あれ!に頭を下げる親。
やっかいなアレが、所かまわず「てぃんこ~!」の大絶叫。
お願いだから止めて・・・男の子って(泣)

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第377話 夏の思い出

2011年09月10日 11時52分18秒 | 子育て・「おママごと」

鮎のつかみどり。
逃げる鮎。追いかける息子。
バケツの中で泳ぐ鮎をつかみ、持ち上げる息子。息子の笑顔。(これぞ、夏の絵)
嬉しがって何度も触っていると、鮎が浮いてきた。急いで、炭火焼バーベキュー会場へ。
取ったばかりの鮎を竹串に刺してもらい、七輪の上で塩焼きをしていただく。
「ん、美味しい!」パクパク食べる息子。
いい映像が撮れたと思っていたのに録画ボタンを押していなかったようで・・・灰の私。

サファリパーク。
草食動物の優しい目に癒され、間近に見える肉食動物の美しさに大興奮。
ライオン、トラ、チーター・・・本当に格好いい!
ヒョウに見つめられて失神寸前「 外人じゃん!」と思う。
ライオンにも餌をあげたよ。 

カヌー。
パパ、後ろ。 ライフジャケットを装着した息子、真ん中。 ママ、先頭。
三人で漕いでいく。
水の重さを感じながら、まさか我が人生でカヌーを漕ぐことになるとは・・・
ところで、カヌーを漕ぐ息子を誰が写真に撮るの?
慣れない湖上、振り向くことも立つこともできず、
後ろからパパに撮ってもらったビデオは息子のつむじ。

引き馬体験。
黒い帽子をかぶり、一人で馬( ポニーでなく )に乗る息子の図に大興奮。
「いいトコの子みた~い」お金持ちの子体験は一周1分終了・・・いい夢、見たなと。

登園日。息子の心に何が残ったのか・・・
先生に何を話したのかワクワクでノートをひらくと、
じぃじの家にいったと教えてくれました・・・って、それだけ?それって・・・
ゆーじゅあり?
子供の思い出作りのためにと奮発したけれど、これ、すべて私の思い出。
鮎をつかんだ時の息子の笑顔は記録には残っていないが、私の心に残っている。
親の思い出増える夏休みかな。

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