「サンタさんは、どこから入ってくるんやろ?」
不意に疑問がわいた息子。
「ドアだとガチャと音がするし、窓も開けると音がするやろ」
さすが年長児ともなるとごもっともなことを言う。
セキュリティーの高いマンションで侵入を許すとすれば・・・
咄嗟に「魔法」そう答えるしかなかった。
「魔法?」再確認する息子に
「だって、世界中の子どもたちに一夜にしてプレゼントを置いていくんだよ。
これは魔法じゃないとできないよ」と勢いよく言ってみた。
気になって世間ではどう答えているのか調べてみると・・・
映画「サンタクローズ」という映画でサンタさんが煙突のない家には魔法で煙突を作りますとの解説あり。
魔法説があながち間違っていないことに安堵する。
さらにその回答の先に・・・
「子どもが、サンタなんかいない!って言うと、妖精が1人消えてしまうんだ」のシーンあり。
これは素敵な回答ではないか。
息子に「ほんまはサンタさんなんかおらへんねやろ?」なんて言われた日には我が家もこれでいこうと思う。
「メリークリスマス」
なんだか気恥かしくて声に出して言えない。
「メリークリスマスでございます」(礼)
これなら言いながら視線を外すことができ、照れを隠すことができるような気がする(笑)
私が時代劇にハマっている背景に実はこの「遠回りの日本語」がある。
丁寧な言葉が耳に心地よく、度を超す長さが面白くもある。
「元服の儀、仰せつけられましたる段」
「ご尊顔を拝し、恐悦至極に存じ奉りあげまする」
尊敬語や謙譲語など日本語は相手を敬うほど文末が長くなる傾向にあるが、
こうした丁寧語の発達に日本人の照れが一役買っているのではないかと思えてならない。
12月14日、
中之島にぎわいの森×DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2013~大阪LOVER~に行く。
ドリカムの野外ライブ。
「LOVE LOVE LOVE」に涙があふれ出し、愛を叫び、呼んでしまう・・・
私は不意に当時を取り出せる音楽の力を思い、
息子はなぜ母が泣いているのか音楽の不思議を思ったに違いない。
ドラマ「愛していると言ってくれ」(すごいタイトル)を思い出し、「武田信玄」終了後にでもまた観たいと思う。
奥州の龍の次は甲斐の虎。
NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」を見終わり、引き続き「武田信玄」を鑑賞中。
オープニング曲がすばらしく、出だしの勢いには元気を越えて奮い立つ闘争心。
秦琴(梅花琴とも言う)の音色、実によく、
八重は八重でも、小川真由美演じる八重(正室・三条の方侍女)に目が離せない。
晴信(信玄)の子・太郎は中村七之助が演じていたり・・・役者の昔に今を重ねてみるのも面白い。
中村勘三郎が勘九郎時代に演じる今川義元を見ながら早すぎるその死を惜しむ。
「今宵はここまでに致しとうござりまする」
晴信の母の優しき語りにまたその次を見たくなり、
秦琴の音色、オープニングを繰り返し見続け第二十話、今宵はここまでに致しとうござりまする。
息子に「おおきな木」(シェル・シルヴァスタイン作 村上春樹訳) を読む。
一読の後、息子が「悲しいから、もう二度と読まんといて」と怒っている。
「何が悲しいの?」
「木の身が、どんどん小さくなるところ。少年が、長い間会いにこないところ」と怒っている。
その言葉にほっとしてしまう母、親になって読むとまた思い深まる「おおきな木」
時間をあけて・・・また親子で読みたい。
「大きくなったら何になりたい?」
「ちからもち」(小学校1年生・男子)
この話をきいたその晩、息子に同じ質問を投げかけると、
「きょうりゅう」(年長児)との答え。
お金を稼ぐ、社会に貢献する、などの思い微塵もなく、ただそこに憧れがあるのが面白い。
わかっていないようで時折ドキッとすることを言う。
夫婦喧嘩をきいていた息子がぽつり。
「ママがわるい」
納得いかず、なぜかと問う。
「あんなパパとけっこんしたママがわるい」
自業自得を指摘され、返す言葉もない。
鹿島和夫編集の書籍「一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント」
大人になると複雑で、顔で笑って心で泣いて・・・悲しい時に悲しい顔ができなくなる。
大人のそんな泣き笑いも素敵だけれど、
時にはひらがなで綴られた子どもたちの言葉に身を浸し、泣き笑いより笑い泣き。
話は変わるが、女性が働く中で男尊女卑を感じることが往々にしてある。
女性が意見するのは難しい。
女は女らしく、ひらがな的働きを求められている気がするのだけれど・・・
仕事で闘った日はなんとなく「漢字な日」な気がしてならない。
漢字のこどくそのまま肩肘張って生きることもできず、目が覚めて眠れないのだから世話がない。
「獣電戦隊キョウリュウジャー」から恐竜に興味を持ち、
図鑑片手にどんどん知識を深めていく息子。この流れをぜひお勉強に!
親として「学習戦隊ベンキョウジャー」の出現を切に願う。
ベンキョウ・レッドは、こくご。
ベンキョウ・ブルーは、さんすう。
ベンキョウ・イエローは、りか。
ベンキョウ・グリーンは、しゃかい。
ベンキョウ・ピンクは、えいご。
5人あわせて生きる力(必殺技)が生まれる。
五教科レンジャーから「たいいく」をはずしたわけではなく、
基礎体力を培いヒーローと成った背景とこれからの時代を見据えた展望にて「えいご」を選択。
レギュラーになることはできなかったが、
「おんがく」と「ずが・こうさく」も助っ人キャラとして大切にしたい。
あぁ、ベンキョウ・イエローがレッドとブルーを使って
動脈と静脈を、リトマス試験紙を説明してくれたなら(笑)
ブルーとレッドで応用問題を解き、グリーンにブルーの要素を加えて統計・分析、
数学や物理・化学へパワーアップする頃にはピンクはグラマーに成長してほしい。
我が家で突如始まったNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」鑑賞。
伊達政宗の一生を一気に追う形で、本日、最終回(第50話)を迎えた。
仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐれば諂(へつら)いとなる。
智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする。
改めてみると、作中の人生訓が沁みる歳の功。
イメージ裏切る豊臣秀吉を天下人の迫力で納得せしめた勝新太郎、
徳川家康役の津川雅彦はイメージ通りで違和感微塵もなく、
伊達政宗のイメージが渡辺謙へと登りつめた見事なキャスティング。
政宗、誕生から大往生まで見せ場の多い人生(ストーリー)であった。
「美人OL○○事件、
というようにただのOLではなく、頭に美人とつけると(週刊誌が?)売れる。
売れるから何でもかんでも美人とつける。
どうしてもつけることができない場合・・・エリートなど別の冠言葉を使う」
当時は高学歴・エリートなどの言葉が人々の興味を誘ったのであろう。
それにしても美しくない場合、頭のよさを称賛するというひどい話なのだが、
確かにどのように美しいのか確認したくなるのが人情。
誘い文句として「美人」という言葉が使えるのであろう。
「本日のゲストは個性派女優の○○さんです」などときくと、
先の知識があるため、美人にすり替わった冠かとうがった見方をしてしまう。
ここ近年は「美人」のみではあきたらず、「すぎる」らしい。
美人すぎるってどれほどの美人なのか やっぱり確認したくなり、見てしまう。
相変わらず誘い文句に弱い私なのだが、結果、誇大広告も多い。
あえて「顔を出さない」手法もあるようで、
楽天のネットニュースなどは対象者(タレント名)がわからないようにして誘う。
それは一体誰なのか 確認するためクリックしてしまう。
最近は、Yahoo! ニュースで「誰が、何を」を知った上で、楽天の見出しを楽しむようにしている。
がっかりしたり、時にはご立腹レベルもあるが、各社ライターさんのあの手この手を見るのは面白い。
息子と共に参加したオリエンテーリングのクイズが、
幼児に解けること前提、かつ、同伴の大人には笑いを添えるという心配りも忘れず、
三択の語句選択がすばらしかった。
問題 東京オリンピックのプレゼンテーションで決め手になった言葉は?
1. ろくでなし
2. ばいがえし
3. おもてなし の三択は
別問題の、
1. アンパン
2. アンパンマン
3. アパマンショップ に比べ、群を抜いている。
三段落ちにこだわるのであれば、
おもてなし、ばいがえし、ろくでなし とろくでなしを最後に持ってくるべきであろうが、
そうすると、答えがすべて一番に偏ってしまう。
やむなく1番に持ってきたのだろうが、「ろくでなし」に辿りついたことに称賛したい。
久しぶりに書こうとすると、気負いすぎて何を書いてよいのかわからなくなり、
期待を見事に裏切るどうでもいい話だが、
流行語大賞決定のニュースを見、あの時のろくでなしを思い出したのだから
記憶に残るすばらしい三択であると言えよう。
そして、ストーリーを知らないながらも「ろくでなし」とくれば、「ブルース」と思ってしまうのはなぜなのだろう。