「なんで(どうしての意味) ママはパパを選んだん?」
えー!・・・
「パパが帰ってきたら、パパにも聞いてみよう」
「なんでパパはママと結婚したん?」
え?・・・(笑)
パパは笑ってごまかしていた。
困った質問には質問で返す。
「K(息子)は、どうしてママとパパを選んだの?」
「あんまり怒らへん優しいママがいいなぁと思っていたら、ママになって、
顔が四角くて、ぶっとい(太い)パパがいいなぁって思っていたら、パパになってん」
息子には理由があった。
にしても、パパの理由が見たままで・・・そのままのパパでいいってことかと思う。
「パパは顔が四角いんじゃなくて、ほっぺたが垂れて四角く見えるだけ」だと伝えておいた。
由布岳を一望できる前庭、天然温泉露天風呂付離れ。
露天風呂から眺めた由布岳を思い出しては、ため息が出る。
こんな家に住みたいと思わせるここには台所も洗濯機も掃除機もない・・・あぁ、極楽。
あんな借景のある平屋一戸建てはとても叶わぬ夢だから・・・
旅館で出会った素敵なものを何かひとつ生活に取り入れたいと思う。
今回の旅で我が家にもあったらいいなと思ったのが、茶香炉と苔。
リビングにそっと置くだけで心が和む。
今、おしゃれな香炉と可愛い苔を探している。
大分県、別府にある水族館「うみたまご」
今思い出しても、タッチプールでナマコに触れた時のゾワゾワ感が忘れられない(笑)
まず、「うみたまご」というネーミングが可愛い。私好み。
湯布院に泊まるが親の第一目的でなんの下調べもなく行ったのだが、
面白かったのが、お稽古風景の公開。
これならば、ショー本番を見そびれた方にも本番さながらの提供が叶い、
失敗してもお稽古だからのご愛嬌。
また、調教の過程を見せることで飼育員たちのたゆまぬ努力と誠意もPR可能。うまい。
裏側を見せる展示で、
海の生き物たちとの距離がより近く、よりぬくもりを感じる工夫がなされていた。高評価。
出先では子供につきあう親目線と共に仕事目線で見ることも忘れない。
異業種からヒントを得ることは多い。
敷地面積の狭さや展示動物の少なさをどう見せるかでどう魅せるかを学ぶ。
「未来少年コナン」を見、船旅、してみた。
フェリー「さんふらわあ」に乗船。
船にて一泊は人生初の試み。
船酔いしたらどうしようという親の心配をよそに息子は大喜び。
息子は船内を船長きどりで歩き、2段ベッドの上に寝ることを選択。
湯布院に行き、「アフリカンサファリ」と「うみたまご」を楽しんだが、
息子の心に一番残ったのは、帰路の乗船体験。
乗船後、息子の言葉遣いが海の荒くれ者と化していたのが、面白かった。
夜の海は怖く、コナンてやっぱりすごい、と思う。
「未来少年コナン」を見、おわり、ました。
戦闘シーンが多い中、おじい・博士以外、
登場人物が亡くなるシーンがクローズアップされず、
(悪役・レプカも亡くなったであろうが、直接的なシーンはない)
登場人物もみないい人で・・・大団円にて終了。
目にも心にも優しい作品であった。名作。
ヒーローショーでヒーローがピンチになった時、
お姉さんがあらわれて「みんなで応援するよ。せ~の、がんばれ~!」ということになる。
子供たちは力の限り声援をおくる。「がんばれ~」
この時、息子はというと・・・無言。参加することはない。
人形劇の鑑賞中、子供たちは無言で見ない。
軽いズッコケ、すべる・こける程度のボケで大ウケ、会場が子供たちの笑い声で沸く。
この時、息子はというと・・・笑っていない。
終了後にきく。「面白くなかった?」「面白かった」 では、どうして笑わないのか・・・
私が勝手に「こども」に抱いていたイメージ・元気で明るい、子供ばかりではない。
声援を送らないからといって熱くないわけではなく、
笑わないからといって暗いわけでもない。
一時「がんばれ~」と参加してほしかったり、ゲラゲラ笑ってほしかったりもしたが、
息子は声もあげることができないほど、声を出して笑えないほど、
真剣に集中してみているのだと解釈、することにする。
これが息子の個性なのだという思いに至る。
息子が瀕死の小さなセミを見る。
息子には子供のセミに見えたようで、突然泣き出す。
「可哀そう・・・まだ子供なのに・・・子供でも大人より先に死ぬの?」
テレビをつければ誰かが死ぬという作品が多いだけに
息子にとって死は身近な問題となっている。
子供でも大人より先に死ぬことはあるが、まだそんな現実を伝えたくない。
「小さいけれど、もう大人のセミだよ。子供が親より先に死ぬことはないよ」
自分の願いも込めて息子に言う。
「子供が生きているだけで親孝行だよ。
だから、どんなことがあっても、生きていてね」
親孝行なんて言葉の意味もわからないであろうが、
どんなことがあっても生きていてほしいと願う私の思いは伝わったのか、息子が頷く。
男の子を産んだことで仮面ライダーやら未来少年コナンやら・・・
子供の頃に慣れ親しんでこなかったものに触れる機会が増えた。
今までまったく知らなかった世界を楽しんでいる。
そんなノリ(第634・635話)もあり、不意に釣りに挑戦してみようと思い立つ。
なんの下調べもせず、気持ちのままに「海釣り公園」なるものに行ってみたのだが、
眼下に愕然。歩道が鉄の網目模様になっている・・・なぜ?
ヒールに日傘で入場しているのは私だけでないか。
できるだけつま先で歩きながら進むものの始終は無理な話で、はまる。ヒールの踵が・・・お陀仏。
竿を借りる段階で餌を手でつける必要性があったことに気づき、怯える。
付属の籠にスプーンで餌を入れて釣るという竿があり、直接触らなくていいこちらをレンタル。
この竿になぜか針が6本もついており、油断をするとすぐ針が手にささる(痛)
しかも、なんの策略もなく餌をセットして海に落としただけなのに予想外に釣れてしまう(悲)
釣ってから気づくのもなんだが、針がささった魚が苦しそうで見ていられない。触れない(泣)
思いつきで行動したものの、完全な準備不足で早々に引き揚げることにする。
では、もう二度と懲り懲りかというとそうではない。
釣れた時の喜び・・・次は釣ガールな服装で、針が一つだけのマイ竿を持ってまた行きたいと思う(笑)
追 伸
海釣りは本格的なので、私と同じ失敗を避けるためにも
釣り堀から始めるなど段階的な釣りライフを経た方がよいのではないかと思われる。
どんなに銃撃戦になってもコナンに弾はあたらず、おじい以外誰も亡くならない。
あまり「死」がないのが、いい。
第18話までみた。
木の上に作った家で、夕陽を見ながら今後の夢(残され島に帰る)を語り、
その時は一緒に来てほしいとラナに語るコナン。
当初「いい奴」だったコナンが回を重ねるごとに「いい男」に変わってくる。
これまた(というのは第634話の仮面ライダーからの流れがあってなのだが)
ヒロイン・ラナを一途に思い、命懸けで守ってくれる。
男の子を産んだことで仮面ライダーやら未来少年コナンやら・・・
子供の頃に慣れ親しんでこなかったものに触れる機会が増えた。
今までまったく知らなかった世界を楽しんでいる。
子供につきあってみていた「仮面ライダー・ウィザード」を毎週楽しみにしている。
歴代の仮面ライダーをすべて知っている訳ではないのだが、
私の知る限りで仮面ライダーは、地球のというか日本の平和を守るため日夜戦う。
ヒーローのそばにヒロインもいるのだが、恋愛には目もくれず、敵に向かって一直線。
命懸けの戦いにあけくれる彼に「私と仕事(無償だが)、どっちが大事なの?」
と低次元な質問してしまいたくなるほど命知らずで 彼氏にするとしんどいタイプ。
ところが、「仮面ライダー・ウィザード」はヒロインの名を叫び、泣く。
ヒロインを想うその涙から魔法石が生まれるのだからすごい。
ヒロインを助けるため自らの命を捧げようとするのだが、
その時、この街の平和を守る、は完全に忘れされている。が、それがいい。
地球の平和を守るためというよりたった一人の彼女を守るためという方が健全な若い男性らしくていい。
息子は変身やアクションシーンを、ママはヒロインへの熱い思いを、ドキドキしながら見る。