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第4475話 編集後記(ぼくはミックス)

2025年06月27日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

100%、パパ似。

我が家(の状況)から生まれた

絵本(テキスト)「ぼくはミックス」

 

街で 家族連れ を拝見した時、

「(親子)やっぱり似ている」に

顔がほころぶ。

そんな遺伝子の不思議

もあるけれど、

体調不良が続いたこともあって

私が先立った時のことを思い、

書いた「ぼくはミックス」

 

今 思えば

クラウドファンディングが流行った時、

絵本化を応援してくれる方を募ればよかったかな

と思いつつ、募って

目標金額に遠く及ばなかった場合、

落選につぐ リアル現実に

立ち上がることができないかもしれないともww

 

書籍化への道は 果てしなく遠いけれど、

また私の中でわきあげる書きたい何か

に出会えたら。

続けているうちは、

失敗でも 諦めでもないのだから・・・

(断念するまで) つづく。

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第4474話 ぼくはミックス(3/3)

2025年06月26日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

11頁目

 ぼくのむねは 

ふくらんでないから

パパに。

ぼくには 

おちんちんがあるから

パパに。

 

まだまだ あるって

どこだろう?

 

12頁目

どこにも みあたらない。

ママにいうと、

「パパにきいてごらん?」

 

「ねえ、パパ、

ぼくとママ、にてるところある?」

 

  13頁目

「あるよ。

すぐ わらうところも、

すぐ なくところも、

すぐ おこるけれど、

すぐに ケロッとわすれるところも

せいかくが ママそっくりだよ。」

 

14頁目

ぼくのなかみは

ママそっくり?

「そうだよ。

なんてったって きみは

パパとママのミックスだから。」

 

15頁目

そばにいても いなくても

ぼくたちは かぞく。

ぼくのなかには ママがいる。

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第4473話 ぼくはミックス(2/3)

2025年06月25日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

6頁目

ぼくのからだに

かくれているママを

もっと さがそう。

 

7頁目

 て!

パパの て は

グローブみたいに

みじかくて ふとい。

けれど、

ぼくの て は

ママに にて

ながくて ほそい。

 

8頁目

あしのゆび!

パパは おやゆびが

いちばん ながい。

けれど、

ぼくは ひとさしゆびが

ママに にて

いちばん ながい。

 

9頁目

あしのうら!

パパの あしのうらは

ぺったんこ。

けれど、

ぼくの あしのうらは 

ママに にて

まんなかが へこんでる。

 

 10頁目

ママにつたえると、

「いっぱい みつけたね。

それは つちふまず というのよ。

まだまだ あるわよ。」

 

明日につづく

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第4472話 ぼくはミックス(1/3)

2025年06月24日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

1頁目 (絵はぼくの後ろ姿)

 ぼくは どこにいっても

「おとうさんに にているね。」

といわれる。 

 

2頁目 (絵はぼくの正面)

 まゆも、めも、はなも、

かおが パパそっくり。

ひゃくパーセント、パパだ。

 

 3頁目

ぼくは ママのかおがだいすき。

ママに にたかったなぁ。

 

ママに そういうと、

「あなたの おでこは

ママそっくり。

ほかにも いっぱい

ママがかくれているから

さがしてみて。」

 

 

4頁目

おでこ?

まえがみにかくれて

わかりづらい。

けれど、

あ!

 

 5頁目

 パパのおでこは

せまくて みじかい。

けれど、

ぼくのおでこは

ママに にて

ひろくて まるい。

 

明日につづく

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第4103話 ここだけの話

2024年06月19日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

自宅で話していた何気ない

「容姿に関すること」が、

一歩 外に出ると、

配慮なき発言になる時代。

 

第3313話~第3319話で

絵本(テキスト)

「ぼくのママはバクバクザウルス」

を公開したが、

 

パパと けっこんしたときの ママは

もっと ほそくて

びじんだった らしい

を 削除(改訂)し、

「あなたは どうしたい?」

をプラス(改良)。(前話)

 

時を重ねるごとに

時代がよくなっている、よくなっていく

と信じている。けれど、

個人の好みで 美しいと感じたことを

美しいと言えず、何気ない一言が

外見重視主義(差別)になる緊張感。

 

容姿いじりNGが 声高に叫ばれ、

改善されている かと思いきや

美容整形がより盛んになっているニュース。

言葉に過剰反応し、抑圧するより

受け止め方をどう変えていくか を

検討した方がいいんじゃないか・・・

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第4102話 バクバクザウルス(改訂)

2024年06月18日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

ぼくのママは バクバクザウルス 

 

「たくさんたべて おおきくなってね」

ぼくのまえには やまもり ごはん

みただけで ぼくは おなかがいっぱい

 

「もう!

 こんなにのこして もったいない!」

バクバク バクバク

バクバク バクバク

 

ママが

ぼくの かわりに

ぜんぶ たべて

ママが

ぼくの かわりに

おおきくなっちゃった

 

ぼくのママは バクバクザウルス

 

「ちゃんと あいさつ してね」

ママが

ぼくに きたいしている

よし ゆうきをだして あいさつするぞ

 

えっと こんにちは がいいかな

おはようございます がいいかな

ぼくが かんがえていたら・・・

 

「もう!

 このこは はずかしがって!」

ペチャ クチャ

ペチャ クチャ

 

ママが

ぼくの かわりに

ぜんぶ はなして

ママが

ぼくの かわりに

なかよしになっちゃった

 

ぼくのママは バクバクザウルス

 

「もう!

 はやく しゅくだいしなさい!」

きょう がっこうで がんばったから

これは ごほうびのじかん だったんだ

 

このあと しようとおもっていたのに・・・

ちゃんと するつもりだったのに・・・

ぼくの きもちが しゅる・・・

あ~ぁ しぼんじゃった

 

「もう!

 いつまで ゲームしてるの!」

ガミガミ ガミガミ

ガミガミ ガミガミ

 

ママが

ぼくの かわりに

べんきょうのじかんを きめて

ぼくの やるきが しゅる・・・

ぺしゃんこに なっちゃった

 

ぼくのママは バクバクザウルス

 

「おおきくなったら なにになる?」

ぼくには ゆめが ある

ママが ぼくに きいてくれてくれたのが

とっても うれしくて・・・

 

ぼくは ぼくの ほんとうのきもちを

いっぱい はなした

だけど ママは

ぼくのゆめが

すきじゃなかったみたい・・・

 

「もう!

 また そんなゆめみたいなこといって!」

バクバク バクバク

バクバク バクバク

 

ママが

ぼくの ゆめを かんがえて

ママが

ぼくの ゆめを うばっていく

それは もう ぼくのゆめじゃなくて

ママの ゆめ・・・

 

あるひ ぼくは

なにも おいしくなくなって

なにも するきがおきなくて

なにも かんがえなくなった

 

ぼくは ぼくのへやから

いっぽも そとへでないで

ぼくだけのせかいに とじこもった

 

あのひから ママは

バクバクザウルスじゃなくなった

 

ママは やせて ちいさくなった

ママは あまり はなさなくなった

ママは よく ないた

 

ごめんね ママ

ぼくは ぼくが なにがしたいのか

わからなくなって

こわくて うごけないだけなんだ

 

ママが はじめて

ぼくのことを まってくれて いる

ママが はじめて

ぼくのことを しんじてくれて いる

 

ぼくは ひさしぶりに

とびらを あけてみた

すると ママが

ニコニコザウルスになっていった

「あなたは どうしたい?」

 

ぼくは あかちゃんのときから

ずっと ママのことが すきだったけれど

いまのママのほうが もっとだいすき

ぼくも ニコニコザウルス

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第4078話 恋に至る病

2024年05月25日 10時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

これは 恋愛なのか、洗脳か?

斜線堂有紀著「恋に至る病」

彼女は

誰一人として愛さなかった化物か、

ただ一人だけは愛した化物か。

 

(以降、ネタバレ含む)

彼女は なぜ「それ」を

肌身離さず 持っていたのか・・・

一読目(後)の私は、「それ」が証。

(なんという小道具センス!)

どこでどんな風に「それ」が出てきたのか

思わず、ページをさかのぼる。

 

恋愛脳で考えるなら

彼女(景)は、いじめるためではなく、

好きな人の、

名前の書かれた消しゴムだけ を入手。

それ以後の いじめについては

ノータッチだった(と信じたい派)。

 

他の読者がどう考えているのか検索。

私の解釈(願望)は少数派だと知る。

 

「恋に至る病」はタイトルに惹かれて。

みなが言う(帯文)ラスト4行の衝撃

を 知らずに読んだので

それ ではなく、他の場所で

衝撃を受けていた初心者ならではの解釈。

 

結末を知って読む、時を経て読む、

二読目、三読目は また解釈が異なるのだろう。

そんな幅ある作品の味変を後日の楽しみにしたい。

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第3937話 何も生み出せないと思っているあなたへ(後編)

2024年01月04日 10時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

何も生み出せないと思っているあなたへ

 

あなたが 呼吸するたび

咲く 花があるのです

あなたが いるだけで

変わる 空気があるのです

あなたが いることで

誰かの 心が揺さぶられるのです

あなたの存在に 意味があるのです

 

何も生み出せないと思っているあなたへ

 

あなたは この世に生を受けた奇跡に

ただ 感謝するだけでいいのです

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第3936話 何も生み出せないと思っているあなたへ(前編)

2024年01月03日 10時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

どんなに望んでも

子を授からないこともあるでしょう

たとえ 親になれなくとも

あなたが 子として 誕生し

誰かと 共にあることに

意味があるのです

 

どんなに望んでも

誰も愛せないこともあるでしょう

たとえ 独り身であっても

あなたが 子として 誕生し

あなたが 自身を愛することに

意味があるのです

 

どんなに望んでも

手に入れられないものもあるでしょう

あなたが思い描いた未来を

成し得ることができなくとも

あなたが 子として 誕生し

あなたが 日々 生活を営むことに

意味があるのです

 

つづく

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命ある限り、一心に(和菓子isshin・濱田一信)

2023年09月16日 10時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

命ある限り!

一生わらび餅職人・濱田一信

 

今回、インタビューさせていただきましたのは、

和菓子isshin(いっしん・大阪市中央区北久宝寺町1-2-14)店主、

濱田一信さん。 唯一を信じる と書いて、一信さん。

店の名は、ご本名である「一信」から「isshin(いっしん)」と命名。

 

濱田さんの一日は、開店前の仕込みから始まる。

11時 開店後、昼食を食べることなく、食事は一日一回。

閉店後も 3時間の仕込みを終えてから 帰宅。

定休日である日曜日と月曜日も 仕込みと経営業務をこなし、

一年365日、わらび餅と向き合っている。

 

一心に、

祈りを込めて

 

時はさかのぼり、濱田さんが京都の老舗和菓子店で修業時代。

濱田さんは、上生菓子の展覧会(個展)で 手作りのわらび餅を振る舞っていた。

「お客様に 何も食べられない時も

僕(濱田さん)のわらび餅だけは食べることができる

と言ってくださる おばあさんがいて・・・」

2011年3月11日(東日本)大震災 翌日の個展では

わらび餅を振る舞わず、展覧会(個展)を見てもらうだけにした

のだが、そこにおばあさんのご親族がお越しになり、

『わらび餅を食べてくれたお母ちゃんが亡くなったから、

今日は仏さんにお供えしようと思って。今までありがとう』

と言って、泣いて喜んでくださった。

その時 感じた「人が求めているのに、なぜ作らなかったのか」の後悔、

「いつまで生きられるか、わからないからこそ」の決意。

震災へのどうしようもない気持ちと自分のわらび餅が「人のためになるなら!」と独立。

同年2011年12月7日に和菓子isshinオープン、今年12年目を迎える。

 

これからも

信念を貫き、作り続けていく 

 

濱田さんの「オリジナル黄金レシピ(私の勝手な命名)」への道のり を問いますと、

「僕にとっては、美味しいと思うものを作るのは 当たり前の話で、

費やした時間や年数は関係ない。要は、人が美味しいと思うかどうか。

味覚や流行は変わっていく。時代の流れが影響するので

レシピが完成することはない。

ずっと同じ、を貫いていてもダメ。 天候も温度も、水の温度も違うからこそ

毎日食べて 変化(進化)し続けなければならない」とのお言葉。

 

今現在、店をひとりで切り盛りしている濱田さんは続ける。

「ひとりだから、ひとりでできることを考え、死ぬまで わらび餅を作り続けたい。

自分と共感できる人や協力者がいるなら ひとりでも多くの方に食べてもらいたい。

生きている間に。人のために、自分ができることをしたい。

そのために、自分は人として この世に生まれてきたのだ」と。

そんな濱田さんの幸せを感じる瞬間は、一日の終わりに

その日、ご飯を食べさせて頂けるという感謝。安心感だと言う。

 

感謝、優しさ、思いやり

想いの強さをつめこんで

 

濱田さんが嫌うのは、自分が作った和菓子を捨てること。

「雨の日も 嵐の日も 雪の日も 人に求められるお菓子を作りたい」

インスタグラムでは、

クセ強独り身店主が営むわらび餅専門店 と紹介されていますが、

クセではなく、想いが強い職人さん。

濱田一信さんは その名の通り、

命ある限り 信念を貫き続けている わらび餅職人 でした。

 

そんな濱田さんに私がキャッチコピーをつけるなら・・・

 

命ある限り! 一心に。

一生わらび餅職人・濱田一信

 

です。

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