第63話 若気の至り

2005年04月29日 23時01分52秒 | Weblog

おそるおそる劇団HPを見ると、4000を突破!
祝しまして、ひとつ、秘密を。

就職活動、なかなか決まらなかった私(4/14付第50話参照)は、
そうだ、福娘になろうと考えます。
大阪は今宮戎神社で行われます十日戎で福笹授与などご奉仕するのが福娘。
福娘に選ばれた女性には縁起のよさから縁談がくるといわれています。
追い込まれた私、永久就職を狙います?
私、履歴書で受けるネタをつかみにいきます!
自分を探さず、ネタ探し…おそるべし、背水の陣。

新幹線ワゴン販売のバイト中、
お客様から「君、愛嬌があるね~」と(時々)言われたこと。
「自分、どっか地方のミスお米とかにいそうな感じやな~」と
社員さんから(一度だけ)言われたこと。
その言葉を、心の支えに申込み。

結果、愛嬌を披露する前にさっくり落ち、ましたと。
神様はよこしまな私の心を見抜いていたようで…
いえ、これが現実。ようやく己を知り、ましたと。
後にも先にもミスコン(テストのようなもの)に応募したのは、
この一度だけ。懲り、ましたと。

「商売繁盛で笹もって来い」
職場に飾ってあります福笹を拝見致しますたび、
私、若気の至りにこっそり照れ笑い。いや~お恥ずかしい。
しかし、あの時、手にすることのできなかった栄冠…
待てば海路の日和あり? いまだ私の頭上にのっかったまま離れません。
栄えあれ! ミスとーま!!

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第62話 ちょっとブラック?

2005年04月28日 23時36分26秒 | Weblog

人は変わる。
だから、真実はひとつでないような気がします。
あなたの中にあるような気がします。

人は変わる。
だから、今日の真実が明日には嘘になるかもしれません。
あなたの中に留めておいた方がいいかもしれません。

あなたが変わる。
すると、あなたの中にある真実も変わります。
物事を一面的でなく多面的にとらえ、
裏表のない真理を感じ始めます。   

※占い師みたいなこといってますね~渦中にいるからでしょうか…。
 さて、明日やっと劇団カプチーノHPカウンターが4000を越えそう気な予感。
 次回のほころび茶話ん第63話は4000突破記念、若気の至りを予定。
 でも、あまり大したことないよと予告も。 なので、スキップしてつづく。

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第61話 社会の中で生きていく

2005年04月27日 23時59分59秒 | Weblog

「私は完璧ではない」ことを棚に上げてのお話。

 完璧な人間などいない。

絶対なる無遅刻無欠席は無理難題。体調不良もあれば、予期せぬ交通渋滞、
天災でやむをえず…あるかもしれない。人の力が及ばないことがあるからだ。
仕事なのだから当然のこととして完璧を目指すのだが、
人のすること、完全ではない。

伝票を作成し、照合していただく。間違い、発覚。ご指摘をいただき、やり直す。
いくつもの視線が注がれ、完成していく。がそれでも、
月単位、年単位で再確認すると、ひそむ誤計上を発見、訂正する。
時に私自身が第一発見者になることがある。
ファイリング場所間違いなど、些細だけど、
後々あの書類が見あたらないと大騒ぎにならぬよう、
気づいたら直す。きっと私も私の気づかないところで、
誰かにフォローしていただいているんだろうな…と、思いながら。

トラブルに取り組む中で、団結したり仲間意識が高まったり。
不完全さをきっかけに、ぐっと深まる関係性。
歯車にすぎないと思わない。
欠けている部分がかみ合わさって、歯車は確実に動力を生み出す。

人は完璧ではないからこそ…働き始めて、実感した。 つづく



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第60話 働くとは?

2005年04月26日 23時56分52秒 | Weblog

1日、24時間、86400秒。

そのほとんどを職場で過ごす。
朝から夕方まで、夕方を越える日は夜まで。
それが月曜日から金曜もしくは土曜日まで。
入社して10年目。
私の一日=起床~出社準備+通勤往+在社+通勤復(+道草)+帰宅~就寝
お金の為だけでは続けられない。仕事に絡む時間の何と長いことか…
そこに何かを見いださなければ、はてしない。
ここ最近、働くとは?を考えながら書いている。 明日につづく。

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第59話 インナーチャイルド

2005年04月25日 23時00分33秒 | Weblog

そっか、怒られすぎると根腐れするんだ…。

私は私の中に住む子供を観察している。
さみしい時、よく現れる。
そうか、みんなが笑ってるから、笑わないのか。
あまのじゃくだな~。
違うのか。泣くのをこらえているのか。
心にわだかまりがあるから、笑えないのか…。
書類を手渡しされると嬉しいか…そうかスキンシップか。
名前を呼ばれると嬉しいのか…そうかそうか。

大人げないといわれるかもしれないが、
働き始めて、私は私の中の子供と出会えてよかったと思っている。
もしも、私に子供が生まれたなら…
名前を呼んで、ほほえみかけたい。
怒る前に、どうしたのか理由をききたい。
きっと何か原因があるはずだから。
親の私からは見えていないことがいっぱいあるのだろうから。
私の勘違いなら、素直に謝りたい。
子供は親の気持ちを敏感に感じ取ろうとしているのだから。
子供は親を求めてやまないのだから。
存在を認めてあげたい。
この気持ちを忘れずにいたい。

怒られて腐っても、結局、腐るのはあなた自身の人生よ。それでもいいの?
やっと現れた大人の私に誘われて、天日干し。
大学時代、アルバイトで和装ウエイトレスをしたことがある。
その時、お姉さんが私にぼそっといった言葉を思い出す。
「就職したらね、上の人で決まるから…」
そうしみじみ言ったお姉さんの顔は曇っていた。
あの時ひっかかったことが染みになって残っていることに、今頃気づく。  つづく。

※世間でいうインナーチャイルドの意味と本文は全く関係ありません。
 私に心理学用語?知識はありません。
イメージと響きでこの言葉を使わせていただきました。

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第58話 狭視のせい比べ

2005年04月24日 23時55分58秒 | Weblog

この世には計れないものが多い。
同じ1万円を稼ぐのに、人によってかかる時間が違うし、
同じ1時間でも人によって濃度が違う。
ああしていても、こうしても1時間…。
目立つ事に目立たない事、楽な事に楽ではない事、
得な事に得ではない事、
比べると、不公平な事ばかりに思える。

人と比較すると、しんどい。
かといって、自己啓発と昨日の自分と今日の自分を比べても、
私の場合、劇的な進化も着実な変化も見られずよくわからない。
タイミング悪く比較した日には、失ったものにのみ焦点があたりがち、
マイナス思考に辛くなる。

私に見えているもの、それはほんの一面。
その人のこれまでとこれからを知らない。
今を比べようがないのでは?(と、自分にいいきかせて)
公平なことはないのか?
ある。今。
時間だけが公平か?
生と死、命はひとつ。ある。

強くなったり弱くなったり行きつ戻りつだけど、
計れないのだから、感じていきたいなと思う。  つづく。

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第57話 新しい一日

2005年04月23日 07時19分05秒 | Weblog

昨日と同じように続く(と一見思われる)代わり映えしない(と一見思われる)
毎日、繰り返しの中で気づく法則もある。

今日は新しい一日。
悩みに溺れている間に、20代が終わろうとしていた。
何してきたんだろう…何もしていないどうしよう…
焦っても、もちろん取り返しはつかない。
過去を変えることはどう頑張っても無理…
変えることが一番簡単なのは、これからか…
未来を思うと、やっぱり「今」か…「Present」に気づいた。
うまく泳げず、環境の変化を望んでいた。
人が変わってくれればいいなと待っていた。
何ておこがましい…
まず「私」が変わらないと…やっと気づいた。

気づいて突如、今を大切に自分を変えるなんてできないけれど、
気づいたから…人の責任にはできないと覚悟した。
この世に神様はいるのでしょうか?と思う日もあれば、
何か大きな力を感じることもあり、相変わらずその答えを探している。

10年目にして思うのは、
ここにいることを、私自身が決めている、ということ。  つづく

※新しい一日は、4/8付第4話 正義の見方を読んでくれた友人が教えてくれた
子供の言葉。今日のことを新しい一日というらしいんです。素敵でしょ?

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第56話 井の中の蛙

2005年04月22日 01時18分33秒 | Weblog

明るい方に入りたくて、私なりに必死だったが失敗に終わることが多かった。
「あの頃」という層の厚さに体当たりを重ねては、領域を侵したことを反省し、
反省しすぎて自己嫌悪、存在への自信は消え失せ、やがて動かなくなっていく。
不意に何かの拍子に話しかけられても唇が震えてうまくこたえられない。
口をひらくと涙があふれそうだった。
それでも存在を認めてもらいたくて、下向きに懸命だった。
いや、仕事なのだから、懸命を当たり前のこととして。

だがそんな思いに反して、私は怒られる。
人と比較され、「就業中は別の事を考えず、貪欲に仕事に打ち込むようにと」
その評価は私の事実とは異なる気がした。
謂われなきことと震えるも、時の力の前で反論することもできず、飲み込んだ。
さらに何とか認めてもらいたい一心で取り組んだ。
比較されれば比較してしまい、腑に落ちなさゆえに飲み込んだ言葉が溜まっていく。
「プライベートで何があったかは知らないが、職場で見せるのはどうか」など、
社会人としての常識を問われる。悪循環だった。
当時は今よりも在社時間が長かったので、20代、職場が私の世界の中心だった。
プライベートではない。悩みは世界の中心にあった。
はき出せない思いで体がつまっていく。帰り道、暗闇の中でよく泣いていた。
勤め始めはまだ実家だった。泣いた顔で家に帰れず、遠回りして家に帰った。
一人暮らしを決意した裏には両親には見せたくない泣き顔があった。(表は4/1付第11話参照)
気分転換が下手で、情緒不安定、発汗、息ができなくなったり、
生理がとまらなくなったり、腹痛に悩まされた。痛みにもがきながら、
蛙、大海目指して飛び出すことを、決めた。
(劇団カプチーノHP、一番上の黄色のボタン劇団誕生に繋がります)

※長々とマイナスの形、申し訳ございませんでした。次回よりやっとプラスに つづく。

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第55話 白黒写真

2005年04月21日 23時30分57秒 | Weblog

前説、私は入社10年目だが課内では末っ子、社内のほとんどの方が先輩にあたる。
時の力が関与した場合、とくに、とけない誤解がある。

課の姿勢として申し上げたことが、個の意見と認識されてしまったあの時、
世界はポジに、私はネガに位置づけられた。
電話で私とわかると、声のトーンは落ちる。私以外には話しかける。
私だけを無視する。優しさが反射して、私は下を向くしかなかった。
みんなの知らない光景を私だけが見ているのだろうか…。
刺さるようなむき出しの感情は白か黒か?それはグレーなほどの無関心。

人は人の弱点をよく知っている。  つづく。

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第54話 皮むき林檎

2005年04月20日 23時55分11秒 | Weblog

職場では、謹聴しなければならない。
のに、祖母からテレビの声、大きいよと注意を受ける程度に私は耳が遠い。

最初はきかねばと思っていた。
私は、前の席や隣の席、後ろの席や給仕室からきこえる笑い声をきいていた。
私は、前夜行われたであろう食事会のかけらを事後きいていた。
私は、お揃いの文具を手に喜ぶ声をきいていた。
私は、私の心が割れる音を初めてきいた…。

笑い声が、強い明るさが、仲良きことの美しさが、人を傷つけることもあることを知り、
こたえた。
私はきくことを拒絶し始めた。
すると敏感なほどに、体が心の声に素直に従った。
以前より私の耳は遠くなり、私はその場にいながら、
みんなとの距離をますます感じていた。 つづく

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