第164話 幽霊部員

2008年07月01日 22時37分43秒 | 子育て・「おママごと」

隣の改装工事をきっかけに、
実は私、子育てサークルにも参加、所属している。
(どんだけ家におらんねん!)

当時、息子は生後3ヶ月。他のメンバーに抜きんでて最年少。
サークルメンバーのお子様の年齢は児童館より幅広く、
お子様は就学前まで、二人目、三人目とママ歴も長い。
10時から始まる会はいつもみんな定刻目指して駆け込み参加。
延着なんて日常茶飯事。
遅れてきたママの肩にはお子様の鼻水跡。素敵だなと思った。
成長と共に我が息子もよだれが増え、風邪もひき、
いつの間にか私の右肩にも水玉模様に飛行機雲・・・
私にもできた抱っこのしるし。

サークルで息子が痒みで眠れないが辛いと話すと、
「赤ちゃんの頃のカユカユの記憶なんて残らないよ」と返ってくる。
驚いた。私の中にない答え。
忘れる・・・そう思うと、気持ちが軽くなった。
「うちの主人は帰宅後、『今日はどんな1日だった?』ってきいてくれるんです」
女は話して消化する! やさしいだんな様だな~
我が家に定着させるには?
まずは自ら早速実践。
その晩『今日はどんな1日だった?』なんて愛想よく。
もう一度妻を口説こうばりに眩しいだんな様のサプライズ演出をきけば、
酒の肴に「・・・なんだって!」と夫婦の会話に再利用。
でも、あまりに利用しすぎると
「みんなってどこのみんなだ」「普通って何が普通だ」と火に油。要注意。

春にはお花見に行った。
車を運転できない私は当日息子と二人、公共機関を乗り継ぎ公園に行こうと考えていたら、
「うちの車に乗って」メールが届く。嬉しかった。
どうも甘え下手でいけない。子育ては一人でできないのだから・・・
ご近所の好意にこの町をもっと好きになる。気分は魔女の宅急便。
桜の木の下で、子供たちがだるまさんがころんだ。
久しぶりにきいた「だるまさんがころんだ」
「動いた」「動いてないって」
笑い声が徐々に増えていく。今日初めて会った子供同士が遊びながら打ち解けていく。
7歳のお姉ちゃん達が楽しそうに遊んでいるのを見て、3歳の妹ちゃんも参戦。
ルールはわかっていない様子。でも、笑ってる~
子供たちの笑い声、運ぶ風、舞い散る桜、幸せな時間。

思い出は輝き、きりがない。
完璧なママを目指すのではなく、
子供の為、家族の為、私の為に、いつも、いつまでもキラキラ輝くママでありたい。
理念を忘れず、私、勤めて参りますね!

コメント
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