ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

固い基礎の上に家を建てる

2016年04月25日 | 自然
熊本地震で、被害を受けたあるマンションがニュースで何度も繰り返し放映された。そのことを先だって私が住むマンションの定例理事会で「ウチは大丈夫か?」と話題になった。

すると施工業者でもあり、かつ管理業務も兼ねての担当者が「(熊本にも何軒もある)ウチは大丈夫でした」と胸を張った。と同時に、「地震などがあった時用の、ズレてもよい連結部分が損傷を受けているだけで、あれ(マンション本体が壊れているような報道は)はちょっとお気の毒です。」とも言った。こういう報道というのは、最高のCMであって本当に影響力が強い。

私はこれを聞いていて、以前、鬼怒川の洪水の時に、やはり繰り返し報道されたとある住宅のことを思い出していた。その家は流されて来た他の家を食い止めたばかりか、近くの高い電信柱に居た人を救い、最後に居住していた家族まで救った。この○○会社は確かに建物の頑健さを宣伝していた。そしてこの報道のおかげで会社の株価はすごく上がったのである。しかしそれからわずか数日後に、その会社施工のマンションに基礎工事の重大な欠陥が露呈し、評価は急転直下転落した。新築マンションに考えられない段差が生じたので、調査の結果、基礎工事の手抜きという隠された不正が判明した。そのためこの新築マンション群のすべてが取り壊され、新たに建て替えることになった。莫大な損害である。俗に言う天国から地獄へとはこのことだろう。熊本地震や鬼怒川の氾濫など、人には明日の自分の運命がわからないのである。

聖書で、イエス・キリストという基礎の上に建てる建物の話がある。

もし、だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、わらなどで建てるなら、各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。というのは、その日は火とともに現れ、この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。
もしだれかの建てた建物が残れば、その人は報いを受けます。 もしだれかの建てた建物が焼ければ、その人は損害を受けますが、自分自身は、火の中をくぐるようにして助かります。【Ⅰコリ3:12~15】


上述の話は間違いのない固い基礎の上に、人はどのような家(信仰)を建てるか?という話題であった。昨日も述べたが、私たちは地震や洪水などあらゆる災害に備えはしても、実際のところ、自然の力の前には何の保証もないのである。だから命がある今、いつ死んでもよいように備える、つまり十字架を信じ、何があっても天国へ行ける備えをしておかなければならない。天国切符と謳われる数々の切符があるが、保証付きで、絶対間違いのないものは、ただ十字架だけである。「日本人に洋物は要らない」とか言わず、まずご自分の目と耳でお確かめいただきたい。   ケパ

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