ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

台湾派遣~その2

2014年10月03日 | 派遣

Kano  台湾派遣で思い出深いことがあった。
 台湾新幹線(高鐵という)を台北から台南への移動中、「嘉義」駅を通過したのである。アッと思った私は、すぐに駅表示を撮影してアンテオケのブログアップをしたが、何と思ったのか想像していただけるだろうか?

 「嘉義農林中学校」と言えば、戦前の甲子園のミラクル物語である。近藤教練のもと、原住民が半分ぐらいを占める今で言う高等学校が、強豪台北を破り、全国大会に出場したのである。当時でも嘉義はかなり田舎であった。その学校が甲子園に出場しただけでなく、なんとなんと決勝戦まで進んだのである。強豪中京商に3連覇を許したが、その戦いぶりは歴史に名を残すものであった。「嘉義」と読んだ私は、絶対ここはあの「KANO」ユニフォームの嘉義農林の地だと思ったのだ。
Kano2
  調べてみるとすべて思った通りであった。しかも帰りの飛行機ではナント、この嘉義農林の映画が中国語と英語で流されていた(2015日本で封切り予定)。言葉はもちろんわからなかったが、そこは字幕の漢字が役に立って多少は分かる。実に師弟愛の美しい映画になっていた。もちろん戦前のこと、きちんと時代背景を脚色することなく、日の丸の旗にすべてが染められていた(日本の一部だったので)ことを、まったく自然に描写していた。

 我が国と台湾は、歴史認識において健全な関係になっていると心を強くされた。中国人の唯一の民主国家である台湾(名称は中華民国)。隣接国にして我が国と唯一の当たり前の関係を築いている。これはお互いにとって、前に進んでいける幸いなことである。実際にiPhone6はアメリカのマックが開発し、日本製の高性能部品を台湾に運び、台湾で製造している。iPhoneという人類の夢は、この三者の安定した堅い絆で世界へ供給されている。

 註)iPhoneは、私がコンピュータを知った三十年前、「あったらいい」と夢に見たカタチなのだ。  ケパ

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