エジプト・イスラエルの後日談です。
水と油は本来、交じり合うことができない間柄を指すようです。しかし、こと、私に対しては、その中間的な牛乳まで加わって、フレンチドレッシングのようにミックスし貴重な体験を与えてくれました。
と言うのも、昨年はエジプト領のシナイ半島、そのレストハウスで一本のミネラルウオーターを買って飲んだ所、所定の時間後、お腹が「♪───O(≧∇≦)O────♪」・・・・「うぅ-や、やられたぁ。」
ご承知のように、水でやられると超特急便の厳しい旅になります。それにしてもミネラルウォーターが信頼できないなんて!
で、今年はその教訓から鞄に重い水を日本の名水を詰めて持参し、エジプト対策万全、のはずでした。しかし、またまた思わぬ再発が!・・・・シナイ山麓の某ホテルの朝食で飲んだチャイティー、注いだ牛乳の生あたたかさに、思わず「不安(^_^;)」が。結果は正しく再発と言うことに。それにしても、エジプト人の胃腸消化力の強靱さに、すごい、私はお手上げです。
今回は牛乳だけに、水の時ほどの特急便はありませんでした。しかし油系だけに、長期にわたっての回復となりました。10日以上経てからの帰国後も、大好きだった油類は要注意でした。ということは、あちらの国々はほとんどオリーブ油漬けの料理です。実においしい肉・魚類は油の中に沈んでいます。温野菜も、ご飯もピラフ状に炒めてあります。生野菜だけはイスラエル(パレスチナ自治区内やアラブ系レストランでは注意して、食べませんでしたが)では食べられましたが、それでも痛んだお腹に野菜繊維は決して優しくないのでした。結局食べるものがごくごく限られることになりました。ああ、感謝!
それで、このことを神様に感謝し、にわか菜食主義者にならせていただきました。良いこともあります。いつもは油脂類の取り過ぎと運動不足により肥満体での帰国ですが、今年はなんと減量帰国というご褒美をいただきました。神様、軽い体にしてくださって、感謝します。
(ケパ)