「夏への扉」ハインライン著 小尾芙佐訳読みました。
この本も長いこと気になっていました。
1956年のSF作品を2015年に読むのはこんなに難しいことなのかと感心しました。
当時の核戦争の恐怖や未来社会(2000年)の描写が現実の2000年(もう15年前)を経験した身には違和感しか感じさせないのです。
そしてコールドスリープというものが一時話題になっていたのを憶えていますが、今では死語だと思います(もしかして現在もどこかで行われているかもしれませんけれど、身近ではありません)。
ただ、いろいろな家事機械の作り方がすでにある部品を集めることでできあがるという考え方がアップルのアイフォンの作り方とそっくりで、この本が世界の発明家に与えたヒントは多大なのかもしれないと思いました。
時間旅行ネタにコールドスリープを使うのは納得できましたが、結局タイムマシンまがいの装置を使ったところでお話は破たんしてしまったように感じました。
ただ、ネコの描き方はすごいと思いました。
こんなにネコの気持ちや行動を描けた小説はあまりないでしょう。
ネコ好きにはたまらない小説です。
1980年代に読んでおけばよかったです。
そのうちタイムマシンであの頃に戻って、読んでみましょうか(本を読んだ記憶がそのままなら意味がないけれど…)。
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