カプチーノノート cappuccino note

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「鼠穴」考 その3

2018-10-17 | 日々雑記

の兄は商人的合理主義者なのです。

情は切り捨て、理に生きる人。

田舎が嫌い。

別に弟だからといってそれがどうしたと思っています。

家庭も持ちません。

だから、情に訴えてくる弟が理解できないのです。

弟が投資の対象かどうか、見極めた結果が3文なのです。

10年後、火事で財産を失った弟も20両の投資対象にはなりえないのでした。

ただし、そんな生き方が幸せかどうかはわかりません。

たまには弟と語り合いたいときもあるでしょう。

でも、べとついたつきあいはごめんなのです。

そんな兄を理解できず、恐れている弟は怖い夢を見るのでした。

「鼠穴」は「芝浜」と似ています。

散財をした男が、心機一転まじめに働いて財産を築きます。

「芝浜」では男は酒を断り、幸せを維持できます。

「鼠穴」では男は酒を飲み、悪夢を見ます。

「芝浜」の「夢になるといけねえ」の見てはいけない夢を見たのが「鼠穴」なのです。


ライオンズ負けちゃった。明日、がんばってね。

コメント
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