カプチーノノート cappuccino note

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『犬神家の一族』を読む

2016-12-09 | 本を読む

もしろくよめました。

あのドラマや映画の衝撃は何だったの?というくらい読みやすいものでした。

たしかに文章で「衆道」やら「男色」やら書いてあってもそのままスルーできますが映像になったら衝撃です。

佐清のゴムマスクも文章だとなんていうことはないのに映像化するとものすごく怖く感じます。

子どもの頃見た金田一耕助ドラマで佐清のマスクを見て怖かったこと、映画みたいに目の部分がくりぬいていなくて黒目の部分だけ開いているのがこわかったです。

しばらく夜トイレに行けませんでした。

まーすっかりおっさんになったから、こんなにおもしろく読めたんでしょう。

で、まったく映画のとおりの展開だなーと読んでいくと最後にびっくりなことが書いてありました。

琴の師匠の正体が実は○○なんて、映画やドラマでは出てこなかったと思います。

たしかにこの部分はしつこくていらないかも。

今回も、何人も死ぬのにそんなにダメージを受けていない登場人物たち、しかし、ただ一人小夜子さんは発狂してしまう。

これだよ、この反応と思いながら、死者を見たみんながみんな発狂してしまったら探偵小説になりませんわなとも納得しました。

コメント
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