カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

3回目の正直

2017-07-26 00:13:14 | 家族

やっと曜変天目茶碗に会えた。



今日は母の股関節手術後半年の定期検診日。
二子玉まで行くなら、セットで静嘉堂文庫。

今回は香合と香炉の展示&曜変

刀、挿絵本と2回来たけれど、今回が一番趣味に合った。
チマチマして雅な香合は見てるだけで嬉しくなる。
赤絵のなんか、一つ欲しいなぁ。
交趾(ベトナム)のは、それが渡ってきた交易を考えるとゾクゾクする。
阿古陀(かぼちゃ)のフォルムも楽しいし。
一人でじっくりと静かに観ていたかった。
(いや、母が話しかけるんで気が散って。。。っていうんじゃなくて、
他の方のお喋りがけっこううるちゃくて。。。)

その中に曜変は特別公開。
ガラスケースに低めに展示されてるので、中の斑紋がよく見える。
今まで何度となくTV番組やネット画像などを見てきたが、
直に見る椀の中の宇宙の深さは、想像以上だった。

そばにほぼ同じ形、大きさ、重さで作られた黒茶碗が置いてあり、
誰でも手に取ることが出来るようになっていた。
持ってみると、手の中にしっくりと納まる形。
縁に近い部分のくびれが指に納まる。
重さも重すぎず軽すぎず。
眼を閉じて、それが曜変だと思ってから目を開けて中を覗く。
そこに星ある宇宙が見えると想像する。
なんて幸せなんだろう。。。
バロン岩崎小彌太が「天下の名品 私に用いるべからず」と言ったのも頷ける。

母の次の検診予定は5月になったので、
(順調な回復。筋力も付いて、平泳ぎの許可も出た。)
秋の「明清絵画」はパスして、冬の国貞展を一人で見に来ようっと。



さて、前回のぶどうの食べかす。

<答え>

私         ダンナ
  

ぶどう一粒に種が1つか2つってのが分かるように並べたのが私。

ダンナは何粒食べたのか、それに種がいくつ入ってたかが分かるように、
さらに等間隔で放射状に置くことに苦心したらしい。

ダンナは「一人14粒ね」と分けたはずなのに、
ちゃかり15粒食べてるのが明らかになり、
「欲張り!」のレッテルを貼られたのであったー!
故意にではないんだろうけど、抜け目なく毎度そうなる感じ。
「いいよいいよ、ちゃんと恩返ししておくれ。」
と、恩着せがましくして、もっと大きなお得をゲットしようと企てる妻であった。


二子玉通い

2017-02-17 23:30:27 | 家族

静嘉堂文庫(桜井小太郎設計)


岩崎家霊廟(ジョサイア・コンドル設計)


太刀と刀



寒桜


美しく咲いている2/7に母が人工股関節の置換術を受けるために入院した。

股関節が痛いと言いだして数年間、
なんとか頑張れないかと、あの手(整形外科)この手(整骨院3軒)などを渡り歩き、
温存療法の名医を求めて遠方まで通ったり入院したりもしたが、
ダメ!良くならない。と言うより、悪化。
一歩踏み出すのに、「イテテテ・・・」

遂に決意して、股関節センターのある玉川病院に行ったのは昨年末。
厳しいが、実は優しいM先生の一言。
「良くなりません。」
レントゲンを撮って「軟骨はありません。」

と言うわけで、どんどん話を進め、手術に至りました。

手術の前には、輸血に備えて自己血を採ったり、検査があり、万全の構え。

入院翌日に手術をして、その日のうちにHCUを出され、
翌日からリハビリ開始で4日後にはもう歩いてました。

すごいのね~。

平均12日間の入院と聞いて、留守番の父のため食事の計画を立て、
母の送迎、付き添いで病院通い。
父の食事のために実家へも行き、
加えて、自分の仕事と水栓金具の不具合もあってバタバタ。
入院期間は本人の努力もあって、10泊11日。

いやぁ~~~~、無事に終了してホッとしました。

 ばんざーい!

明日は少しのんびりさせてもらいますよ。



静嘉堂文庫美術館は玉川病院のすぐ近くにあり、
岩崎家のお宝が展示されている。
せっかく近くまで行ってるんだからとチャンスを狙っていたら、
結局退院の日になってしまい、老親も一緒に見学。
これが!父が思いもよらぬ食いつきぶり。
母も感動して、びっくり。

本物の美は人を魅了するのね~。

次は3ヶ月検診の時に挿絵本の展示を見るぞー!