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街の散歩…ひとりあるき

宗鑑●紫野一休禅師●姥が火●天狗の川狩...『北斎漫画』十編

2018年07月07日 | 絵画・彫刻

山崎宗鑑●
宗鑑はいづくへと
人の問うならば
ちょっとヨウがありて
あの世へといへ

ヨウ(できもの)のため亡くなった。
荒木田守武とともに
俳諧の祖。
一休禅師とも親しかったという。
洒脱さが共通か…

紫野
一休禅師●
最後には大徳寺住持。
禅僧なれど
かたわらに立派な刀。
とはいえ実は木剣で
当今の贋僧侶は
この木剣に似ている
外見はいいが
いざ抜いてみると
ただの木片
これを見抜くべし、と。
堺在住のころ。

河内国
姥が火●
雨の夜河内の牧岡に
約一尺の大きさの
火の玉があらわれた。
老女が神社から油を盗み
その祟りで怪火になったという…

遠州秋葉山
天狗の川狩●
現奥多摩の淵
水辺を好んだ天狗。
この絵では
川魚を獲っている
天狗たちの姿が
霞んで見えている。

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