厚生労働省は5日、生後6カ月~4歳の子どもを対象とした米製薬大手ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて特例承認した。
生後6カ月~4歳向けのワクチンは従来株に対応したもので、12歳以上用の同社製の10分の1の量となっている。
私(坂根)は、これまでの5歳以上の子供に対するmRNAワクチン接種に対して、否定はしないけれど、推薦もしないという立場を取って来ました。4歳以下のワクチン接種に対しても、暫くは同様の立場です。
これまで、本年に入ってからだけで1,050人強の新型コロナ患者さんを診てきましたが、ゼロ歳児の患者さんに遭遇したことは無いです。1歳以上の乳幼児の経験は複数ありますが、いずれも軽症で済んだ事をHERSYSで確認しています。そして、後遺症の相談も今のところありません。
今後、年少の接種者が増え、その上で副反応などの問題が無い(メリットがデメリットを上回る)事を確認してからで十分な気がしています。
基本的に、4歳以下に対しての接種は3回が基本で、海外での治験では、3回接種後の中和抗体価などの増え方について16~25歳のデータと比較し、同等の有効性があると判断された。安全性に関する重大な懸念はないとしている。
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