マスクが売り切れているという話を聞いて、倉庫を探したら
N95規格のマスクが出てきた。
使用期限は書いてないが、多分2003年にSARDSが流行したときに購入したものだろう。
他に、N99規格のものも出てきた。
N95、N99は、アメリカ合衆国労働安全衛生研究所の規格で、0.3μmの粒子を95%以上、99%以上捕集できるというもの。
買った時、いずれも使用してみたのだが、N99は息が出来ない程空気の空気の通過が悪く、その上、10分もすると、自分の口臭でより息苦しくなった。N99の活性炭入りというのもあったのでそちらも購入。それだと自分の口臭はあまり感じなかったが、息苦しさに変わりはなかった。N95は、数種類購入した。その中にそんなに息苦しくはないものもあったのだが、それは表面積が大きくて、顔の大部分が隠れるほどで、息は出来ても皆に笑われた。
結局どれも実用にならず、17年間倉庫に眠っていたというわけだ。
もともと私は、ウィルスの感染防御にマスクをすることに消極的だ
ウィルスを出している側がマスクを着用するのは大いに意味があるが、予防の着用にはそれほど意味がないと思っている。
ウィルスの感染予防に効果があるであろうN100,N99などの超高性能マスクはきちんと着用する事すら難しいし、長時間の着用は困難と考える。N99のマスクで息苦しいからとマスクをずらして息をしていたら、マスク着用の意味がない。
N99、N100クラスのマスクは、危険な感染症を持っている可能性の高い有症状患者さんの処置をする時などに短時間 勿論使い捨てで使用するべきものであって、普通用途で使用するべきものではない。
せいぜいN95レベルか、一般用のマスクで、飛沫感染を避けるくらいが関の山だとは思っている。
明日から春節だそうで、どんな患者が来られるか分からないので、一応N95マスク、N99マスク、防護服用意だけはしておくが、使う必要がないことを祈っている。
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