厚生労働省は新型コロナウィルスに対する抗体検査の検査結果を発表しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431091000.html
要約すると・・・・
厚生労働省は、4月下旬に東京都で500人東北地方6県で500人の献血による検体から新型コロナに対する抗体を5社の検査キットを使って調べたとの事です。そして、新型コロナウィルスが存在していなかったはずの昨年1月から3月に採取され保存されていた500人の献血検体も調べました。
結果は・・・・東京の検体から3例、東北の検体から2例が陽性と判断されました。東京:3/500×100=0.6(%) 東北:2/500×100=0.4(%) が陽性だったわけです。 あまり差が出ないのだなぁ と思いました・・・ですが・・・・
全員陰性である筈の昨年(2019年) 1月から3月の500検体(関東甲信越)から2検体が陽性と判定されたのです。
こんな検査使い物になると思います????
厚生労働省は、「このため、いずれの検査結果にも感染していないのに陽性となる「偽陽性」が含まれている可能性が高いということで、感染者数を推計することはできない」としていますが・・・・それでもなお、この検査を大量購入したいらしく・・・
厚生労働省は陽性か陰性かだけでなく、抗体の量などを確認する検査を大規模に行う必要があるとして、早ければ来月から1万人規模の抗体検査を改めて実施する方針 ら し い です。
ニューヨークくらい、流行した後なら・・・大いに意味はあると思いますが・・・・
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58249040Q0A420C2MM0000/?n_cid=DSREA001
日本では、東京ですら・・・・・誤差範囲内に収まってしまうような気がします。
アベノマスク同様に・・・・動き出したら止められないのでしょうねぇ
抗体検査が「献血を対象」なら全量検査しても、将来の輸血時に役立つような気がします。或いは「特異度0.4%」の結果かもしれませんね。
ところで、確実に患者であったとされる人の抗体検査の結果は有るのでしょうか?
本来は「感染率100%」になりますが、「感度」が判りません。
「特異度0.4%」⇒「特異度99.6%」ですね。
ネガティブコントロールで0.4%陽性 だから特異度99.6%ですよね。
今回の検査ではポジティブコントロール対象の検査結果は発表されて
いませんので感度分からないですが、別の検査対象で、PCR検査と同時に抗体検査を施行した結果は発表されています。何だか乱暴な検査の仕方だとは思いますが、参考まで・・・
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_kensakit_0423.pdf
これだと特異度はいずれも100%ですが、感度は低いですね。感染と抗体確保には時間差があると思うので、この「予備的検討」では何とも言えませんねぇ
この記事は、信頼できそうです。ただ、西浦教授たちは何の対応もしなければ・・・とうなりますよと推察しておられるのであって・・・
必ず対応してしまうから、実際はこうでしょ と、言われるのは・・・そこは違うとは思いますが・・・・ でも、抗体検査の現状よくわかりました。ロシュのものは使えそうだけれど、他は今のところダメ・・・・厚労省は国産を使うつもりなのでしょうね。良いものになればいいのですが・・・