命のカウントダウン(健康余命3605日)

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使うべき症例が思い浮かばない

2022-11-25 22:46:49 | 新型コロナウィルス
塩野義の新型コロナ感染症に対する経口薬ゾコーバが緊急承認されて、株価が上がって・・・・当院にも「使いたければ使っていいけれど、登録してからね。」
という案内が厚労省や塩野義から来ました。

当面の間(2週間程度)は、パキロビッドパックの処方経験のある医療機関及び薬局をゾコーバを扱える機関として限定するそうです。

さて、重症化因子の無い方にも使用可能な経口薬として「待望」されていた「らしい」ゾコーバですが・・・・私にはどんなひとに使えばよいのか全くイメージが湧かないので、戸惑っています。

妊婦さん、妊娠している可能性のある女性には使用禁忌です。これはラゲブリオもそうですし、納得できます。

併用禁忌の薬も結構多いですが、パキロビッドパックとほぼ同じですから、これも理解できますし、納得可能です。

重症患者さんには使えず、軽症または中等症の患者さんにしか使えないのも理解可能。
しかし、重症化因子のある軽症から中等症の患者さんには、重症化予防に効果が確認されているレムデシビル、モルヌピラビル(ラゲブリオ)、ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッドパック)による治療を検討すべきである。(すなわち、ゾコーバは適当でない) これは理解は出来ますが、結構しんどい規定です。

重症化因子の無い軽症または中等症の患者さんに、症状消失が一日程度早まるからと言って、使うべきなのだろうか?それでなくともオミクロンになってからは、軽く済む方が殆どだと言うのに??

ゾコーバ、いつ、どんな時に、どんな方に使えばいいのでしょうね。私には分からないです。相当に高価な薬らしいです。併用禁忌の薬も多くて、副作用も分かってなくて、使ったとしても、重症化に至らなさそうな患者さんの症状緩和を一日程度早めるだけ!そんな薬に存在価値があるのだろうかと、私は思ってしまいます。
どうなのでしょうね???



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