今から10年ほど前にTVやPC用に200Wの小型のインバーターを増設してから1500Wのインバーターは使っていなかった。
電子レンジ等の大きな電力が必要な時は発電機を動かしていた。
新しくリチウムイオンバッテリーに入れ替え1500Wのインバーターを使って初めて電子レンジを稼働させるとエラーになってストップした。
インバーターの出力電圧をテスターで計測すると本来AC100VあるはずがAC95Vしかない。
電子レンジのスイッチをオンにすると更に85Vに下がって、電子レンジがストップしてしまった。
電子レンジがオンになっている時、バッテリーからの入力電圧を計るとDC13Vあり問題は無かった。
インバーターのメーカーに連絡を入れ、状況を説明すると故障であると言う。
購入したのは15年前も前で、修理部品も無いので修理できなと言う。
万事休す!!
リチウムイオンバッテリーに入れ替えた大きな目的の一つに、バッテリーで電子レンジを使えるようにする事であった。
それが使えないとリチウムイオンバッテリーに交換した意味が無くなってしまう。
新しいインバーターを購入するしかない。
同じメーカーの1500Wインバーターを注文しておいたが、それが先日届いた。
新インバーターへの配線を作り直す必要が生じ、ホームセンターとカー用品店に端子を圧着出来ないか問い合わせたが出来ないとつれない返事だった。
ケーブルは22SQと太く、端子を接続するには専用の工具が必要。
工具を持っている息子に頼んで作って貰った。
裸にしたケーブルを端子に差し込み、スイッチを入れるだけで圧着出来る。
インバーターを入れている所は3層構造になっていて、一番下には沢山の配線があり、その上に1500Wインバーター、更にその上にシャント抵抗を乗せていた。
今回その配置を変える事にした。
2番目の層にシャント抵抗を、一番上に新インバーターを乗せた。
その為、シャント抵抗は見えなくなりスッキリした。
新インバーターのテストを行った。
電子レンジを入れるとバッテリーの電圧・電流値はこの様になった。
電圧は13Vを切ったが問題ない。
電流値は110Aとそれなりに流れているが、電子レンジは問題なく稼働した。
ついでにウインドウエアコンでも稼働テストしてみた。
電流値は電子レンジの半分強の6OAで、当然問題なく稼働。
電子レンジは1回当たり2~3分と短時間だが、エアコンは長時間稼働させるため無理と判断。
エアコンは3~4時間が限界である。
それ以上使う時は発電機か外部電源が必要である。
ひとまず稼働確認は出来たが、秋の長旅の前に数日間のプチ旅をして試してみたい。