写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

久し振りの散歩・深まる秋

2020年10月12日 | 散歩で
車旅から帰宅して雑用に追われたり、連日の雨模様で散歩していなかった。
曇り空の下、帰宅後初めての散歩に家内と出掛けた。
何時もの散歩道だが、車旅に出かける前とはガラリと変わっていた。
たわわに実り黄色く色付いていた田圃は刈り取られ、切り株から出た青々とした葉が伸び草原のようになっていた。


二番穂が実り、頭を垂れている。
毎年見る光景ではあるが、時間のスピードが加速されている様に感じた。


季節の移ろいを感じながら歩いていると、少なくなった花を渡り歩いている蝶を見つけた。
懸命に生きようとしている姿に、暫く見入っていた。


其の先ではバッタがつがいで草の葉にとまっていた。
手を出すとさりげなく乗っかり、暫く佇んでいる。
やがて後ろ足で跳躍し草むらに着地、何処かへと去って行った。


アスファルトの上でパントマイムの様な動きをしているカマキリを発見。
カメラを向けるとこちらを向き、カメラ目線でポーズを決める。


二番穂が垂れる水田ではオオサギが首を伸ばしたまま動かない。
まるで置物の様だ。


イチョウの木には銀杏が鈴なりに実っている。
思わず今週末頃が銀杏を拾うタイミングだなと、秋の深まりより食欲の秋が頭をよぎった。


藪にはキノコが傘を広げ、舞台で何かを演じている様に見えた。


屋敷林ではソゾメが真っ赤になり、自分の存在を主張している。


虫や鳥などが懸命に命を繫ごうとしている姿は、秋の深まりを感じさせてくれた。
木々の紅葉や実りが鮮やかな色に染まり賑やかではあるが、私はその中に一抹の淋しさを感じる。
久し振りの散歩は、深まる秋を感じながらの散歩となった。












.風景写真

四季の風景写真