茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

磐田

2011年01月30日 | Weblog
袋井で行われた茶学の会の例会に行ってきました。
テーマは「茶業変革期の新しいお茶」。
同会にはいつもいつも飛んでいきたいものの
遠くって指をくわえているだけでしたが、
茶ポーター仲間で車を飛ばしてくださり、
やっと参加が叶いました。
小泊先生の「次代」に関する御指南、
斉藤先生の「勇気」に関する御指南、
静岡のおじさまは、素敵でありました。

せっかく袋井に行くのですから
素晴らしい農家さんに会いたいと念じたら
鈴木さんにあってこ~いとお告げがあったので、
朝6時に厚木を出て
午前中に磐田のマルヒ茶園さんを訪ねました。

マルヒ製茶さんは、
  適正な病害虫防除、生産履歴の記録、点検、保管、
  衛生管理、異物混入対策、
  製品の残留農薬検査等の安心、安全な生産管理に取り組み、
  エコファーマーとして、
  農薬の使用回数を減らし、土づくりを基本とした栽培方法で、
  環境に優しいお茶作り、安心安全なお茶の栽培、製造を行い、
  自家栽培管理茶園の原料のみを使用し、
  流通コストの掛からない生産農家直売価格で販売している
農家さんです。

農薬を少しずつ減らしていって
「いけるじゃないか」とわかったそうです。
今まで必要だとしていたものをやめてみるのは
勇気と自信が必要でしょう。

鈴木英之さんは
農家はお金儲けのための仕事じゃない、
自分の仕事の向こうに
「おいしい」という駆け引きのない評価があり、
それを目指して働く事が出来、
そのための時間を自分で工夫することができる、
だから、農業という仕事が大好きであると言われました。
かっこいい!

静岡のお兄様も、素敵でありました。