茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

ほうち茶

2011年01月06日 | Weblog
画像は立派なお茶の垣根です。
ここ飯山の街には
そこここにお茶垣がありました。
この木は2m50cmくらいはありました。
ツヤのあるよい葉がついていて、
天に向かってすくすくと伸びていました。

茶畑のお茶からは、
お茶の木は背の低い印象がありますが、
それは収穫に適したサイズに
手を入れているからであって、
茶樹じたいは刈らなければ
どんどん背が伸びていきます。

どんどんといっても、
日本の地で育っているやぶきたなど
小葉種の茶樹は灌木で、
伸びても3mくらいなのだそうです。
先日、すずめばちに襲われた放置茶園の木も
2mちょっとくらいでした。
そういえば、
うんと寒くなって蜂がいなくなったら
あの茶園から巣を取り除いて
いっきに刈るといっていましたから、
間もなく
あの放置茶園は
さっぱり普通の茶畑の体になるのでしょう。

なんて話を新年会で友人にしていたら、
背の高い茶畑見た~い、
そのまま伸ばしておけばいいのに~、
茶摘み楽しそ~、
いっそ「放置茶」で売ればいいのに~、
ほうじ茶ではなくて
ほうち茶です、でいけ~、
などなど、
好き勝手な意見がいっぱい。

友よ、無責任な意見をありがとう。
などとお酒の席で盛り上がっていましたが、
おっしゃるとおり!
背の高いお茶の畑、
初めて見た時はとっても嬉しかったものです。
茶花が見上げられて最高ですし。

確かに、いろいろなお茶の姿、残したい。
残すからには、
その方法で稼がなくてはなりません。
「すくすく茶」とか、どうかしら?
収穫の人件費を思えば、
やっぱり体験茶摘み大会かなあ。