虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

上向かない

2021-09-24 05:55:03 | 乗り物
ホンダの代表的なコンパクトカー「フィット」の売れ行きがよろしくないという。
8月の新車販売台数ランキングを見ても、13位という状況。

ライバルもなかなかの強者揃い。
その中で、フィットはそんなにダメなクルマなのか?

結論から言うと、公道(一般道)を普通に走るクルマとしては、極めて優秀だと思っています。
乗り心地もスムースだし、際立ったものは無いが、過不足なく走らせることができる。
2モーターのハイブリッド(e:HEV)もいいけど、私としては、普通のガソリン仕様(1.3リッター)が良かったですね。
何より雑味のない乗り味と、内容に対するコスパが高いと思っています。

ただ、ホンダという企業に対する(勝手な)イメージからすれば、優等生過ぎて面白くない印象は抱かせる。
ホンダ車といえば、明らかな欠点はありながら、それを凌駕する大きな魅力がある特徴を有し、ファンに受け入れられてきた。
その部分に欠けるのは確かだ。

そして、なによりルックス(顔つき)が不評だという。
個人的には、そんなに気にならないんだけどなぁ(美的感覚の問題)。

それと現代のホンダには、N-BOXという当代一の人気を誇る「軽自動車」があります。
この前、レンタカーで1日乗りましたが、「確かに人気が出るよなぁ」って出来でしたし、空間の豊かさは素晴らしいです。
走りも必要充分で、よっぽど活発なドライビングをしない限り、物足りなさは感じません。
これと比すると、フィットは劣勢に立たされるのはやむを得ない。

今のホンダ(国内市況)はN-BOXなどの軽自動車比率が50%を超え、それまで牽引してきたフィットなどの車種を駆逐してきた格好だ。
軽自動車は利幅も少なく、企業としては旨みは少ない。
でも販売の一線では、売りやすさからN-BOXなどを薦める傾向がアリアリ。

メーカーとして、どこで折り合いをつけていくのか?
フィットの位置づけをどうしていくのか?
勝負は近々登場するであろうワゴンタイプ(シャトル?)とSUV仕様(フィットクロス?)がカギを握っているように感じています。

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