昼過ぎに近くのコンビニへ買い物に出ました。毎度行くコンビニですので周りの景色は目に焼き付いています。
買い物が終わって出口を出たところで、思わず立ち止まってしまいました。いつもならコンビニから50~60m先にしっかりと見える30メートルのタワーが取り壊しの真っ最中です。
このタワーは4角自立型のDXタワーで多分、数あるタワーの王様だと思います。オーナーは私より2歳年上の方で、今から45年程前に建立して14MHzのフルサイズ5エレや21MHz のフルサイズ6エレ等をぶん回していました。その後、先輩も就職等でご実家を離れたのですがタワーだけはアンテナ無しの状態で立ち続けていました。
解体工事を見つけて慌てて、お宅へ車を回します。その方に会えるかもと思ったからです。予想通り、少し太くなった(笑)先輩が立ち合っていました。立ち話ですが45年ぶりに色々とお話が出来ました・ご本人は「残念だけど、ホッとしたよ」と言われています。確かに狭い(ゴメン)住宅地に30mもの高圧線の鉄塔の様なものが半世紀も立っているのですからご本人も周辺の人もホッとしたのでしょう。
この方には無線は勿論、色々と教えてもらいました・・初めて酒とタバコを口にしたのも高校の頃、この先輩の部屋でした。初めてのウイスキーとタバコに完全にやられてその部屋でゲロを吐いたこともありましたね。学校は違いましたが無線がキッカケで、その方の部屋には周辺の同世代局が集まっていました。
今はS県にお住まいで無線は全くやっていないそうですが、再開を約束してタワーの無くなったお宅を後にしました・・何だか寂しく、一つの歴史が終わったような気分になりました。
こんなとんでもないタワーを当時20歳位のお兄さんがよく建てたと思います。
ユニットでは無く鋼材1本1本を組み立てますので建てるのも大変・解体も大変です
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