風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
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読書「紅梅」です。

2011年10月16日 | 日記

津村 節子さんの小説「紅梅」を読みました。  (文藝春秋 1200円)

これは2006年7月に亡くなった作家・吉村 昭さんの妻であり、作家の津村節子さんが、夫の発病から

闘病生活、死に至るまでをつづった私小説です。

吉村 昭さんは、延命治療を拒否し、胸に埋め込んであるカテーテルポートを、自ら引き抜いて死への道を選びます。

壮絶な死を遂げた夫と、残された妻としての気持ち。

作家として、書く気力が萎えた、と言います。

気力を振り絞った、作家・津村節子さん(83才)渾身の作品と言えます。