文屋

文にまつわるお話。詩・小説・エッセイ・俳句・コピーライティングまで。そして音楽や映画のことも。京都から発信。

●現代詩手帖を久しぷりに購入。言葉にももちろん空間があるし、あれよなあと思う。

2006年06月09日 18時27分00秒 | 世間批評



東京で出している「あんど」という詩の雑誌が
一冊、ぼくの特集をするというので、
メールでの筆談インタビューをずっと続けている。
対話者の森川雅美さんが、鋭い質問を投げかけてくるので
悩みつつもこちらも乗ってきて、
話の内容は、深まるばかり。
次が応答の6回目で、かれこれ1カ月ぐらいになるかなあ。

自分の詩質や、詩法について自省する機会などなかったが
いい機会だと感謝している。

8月頃に発行の予定とのこと。



思い立って、はじめてYAHOOのオークションで
CDを購入。

レーグナー指揮のブルックナー5番。
ずっと探していたもの。

700円。

オークションなんて始めるとは、ついぞ思ったこともなかった。



ずっとブルックナー漬けだけど

たまに、シューベルトとシューマン、ベートーベン。

シューマン、好きだなあ。
ヨーロッパ音楽の交響曲という固有性のある文化。



この前ブックオフで、250円で買った

コンドラシン指揮のショスタコーヴィッチ7番。

ラベルのボレロみたいなリフが
ジャズっぽい。諧謔と混沌もあるなあ。

ヨーロッパの固有性などとは違った
マーラーにも通じる、民俗音楽の傾向。
ジャズもそうだが。




久しぶりに現代詩手帖を買った。

6月号の新人特集。

新人といっても、やはり時間が逆戻りしているみたいで
先祖帰りかなあ、と呟く。

わくわくするような、超然としたなにか
得体の知れない詩、それにはふれることができなかった。


なかでは、本編の

貞久秀紀の「数のよろこび」が、ずば「抜けて」秀逸。
こういう空間性を獲得することが
わくわくを生む。

新しい人では、

小峰慎也「田村先生の範囲」に心動いた。