一ヶ月ぐらい、風邪をひいたり仕事がハードだったりで
さぼっていました。
その間、ずっとずっと、ブルックナーの音楽ばかり聴く。
ブルックナーの交響曲を
7番
8番
9番
そして
4番
いろんな演奏で。
それから、
3番
5番
6番
自宅、事務所、車
それからCDウォークマンまで買って
こればかり。
魔、まったく魔。
たまに、マーラー。
これは、普通の音楽。
そして、
1番
2番
0番
00番
まで、ブルックナーばかり。
脳が、平坦になって、逃げまどっている。
★
最近になって、
エストニアの現代音楽
アルヴォ・ペルト。
これは、音楽ではない。
詩集であり、死臭でもあり、おののく音楽。
★
きょう、紙子のために
120行の詩を書き上げる。
全編、ペルトの音楽、音を引用した。
いま、ひとりの事務所で読み上げて。
あっと、泣きました。
寂しくなった。
★
ギーゼキングの
ラベル「逝ける王女のためのパヴァーヌ」を聴く。
ついでに
サンソン・フランソワも。
★
ペルトの曲の題名
「フラトレス」兄妹
「アルボス」樹
「スンマ」総合
それと、「アルボス」でペルトが引用している
芭蕉の句、
「鐘消えて花の香は撞く夕べかな」
これらの言葉を120行の中に織り込む。
ぼくの詩の題は、『中の碑』。
ほんとに無惨で、寂しい詩になった。