ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

ミニマリストと石坂浩二(トクトク通信9/27号)

2016-09-27 12:45:40 | 日記
昨日のあさイチ、「ミニマリスト」の特集でした。
実践されている方が、原発事故がきっかけで、電気を使わない生活をしてみようと思った
と話していました。

ちょっと前、夜中に、ビートルズの「ハードデイズナイト」をやっていたので、
録画して見たんですが、電気なんとかのコマーシャルで石坂浩二が
「原発、火力、再生可能エネルギーのベストミックスが最適だと考えます」
みたいなことを思慮深げな顔で言っていて、がっかりしました。
ベテラン俳優がちゃんと考えて発言してくれたら、
結構世の中に影響あると思うんですけど。
その点石田純一は頑張ってると思います。

ところで「ハードデイズナイト」って、日本で公開されたときは
「ビートルズがやってくる ヤァヤァヤァ」ってタイトルだったんですよね。
ヤァヤァヤァはどこから来たのかな、と思いますが、
最近の洋画はタイトルそのままカタカナ表記というのが多いので、
こういう印象に残る邦題を付けてもいいんじゃないかと思います。
(さかえトクコ)

いずこも同じ(トクトク通信9/19号)

2016-09-19 10:34:30 | 日記
7月28日の記事で紹介していますが、
ぶんぶんトークの会が地域情報誌で紹介された際、
こちらの提出した原稿の文言を書き換えられた、という出来事がありました。
粘り強い証拠集めと話し合いの結果、ひとまず決着したのですが、
どういう経緯でそういうことになったのか、は、はっきりしないままです。
近頃話題の豊洲市場の問題も、どういう経緯でそういうことになったのか、
石原元都知事も登場していろいろ言ってますが、
やってることはいずこも同じなんだなあ、と思います。
(さかえトクコ)

例会日程変更のお知らせ

2016-09-13 06:59:39 | 日記
9月例会は25日(日)に変更します 於:あーすぷらざ1F

会員&会友、そして市民の皆さん

直前のお知らせとなりますが、都合により9月例会の日程を次の通り1週間繰り下げ、会場も「あーすぷらざ」に変更いたします。 (注:第4日曜日は「ぷらっと栄」休館日のため)

ぶんぶんトークの会は2011年10月に生まれ、「ぷらっと栄」を連絡&活動の拠点に、原発のない未来をつくるために市民ができることは何かをともに考え、話し合い、共感する人の輪をつくりたいと活動をしています。
毎月開催する定例会はどなたでも参加OK、自由に意見交換をしています。ぜひ気軽にご参加ください。

 9月例会 9月25日(日) 15時~17時30分      
             於 アースプラザ1階のフリースペース

 注:平常、日曜の午後は空いていますが、何らかの事情で会合に不向きな場合は同じフロアのスタジオ(定員20名)
    または会議室へ移動します。
            
                     

原発再稼動 その裏の真実?(続)

2016-09-10 01:06:12 | 日記
福島映像祭2016開催迫る  17日~23日 新進気鋭の監督が描く福島のいま! 

「福島映像祭2016」開催まであと1週間と迫りました! 
今年で4回目となる今回の映像祭では、全て2016年に製作された最新作4作品を上映。
また1週間の期間中、5年という時間が経過した今の福島の姿を見つめるとともに、これまでの月日を振り返る上映作品とイベントを企画しています。
「ぜひ足をお運びください! 予告編が出来上がったのでぜひご覧ください」と主催者サイドからメッセージが届きました。

 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=nI44UM3SyU8


■福島映像祭2016
日 程: 2016年9月17日(土)~23日(金)
会 場: ポレポレ東中野 および スペース&カフェ ポレポレ坐
     (東京都中野区東中野4丁目4-1)
主 催: 特定非営利活動法人OurPlanet-TV
共 催: ポレポレ東中野
U R L: http://fukushimavoice.net/fes/fes2016


注:「福島映像祭」とは? 
福島映像祭は、福島原発事故にまつわる、あらゆる映像を集めて上映する映像祭です。映画、テレビ番組、そして一般市民による日々の記録まで、多様な映像を通して事故以降の福島の姿、そして「福島の今」を映し出すことを狙いとして2013年からスタートしました。福島映像祭2016は、5年という時間が経過した今の福島の姿を見つめるとともに、これまでの月日を振り返る上映作品とイベントを企画しています。(OurPlanet-TV HPから)

原発再稼動 その裏の真実?

2016-09-09 18:34:44 | 日記
森林除染、3年かけて効果検証へ 福島県民の安心安全は置き去り? 

新聞の「ベタ記事」には時折大きな真実が隠されていることがあるのですね。
例えば7日付け朝日新聞朝刊4面のベタ記事「■森林除染、実証事業へ」の小さな見出し。
ベタもベタ、1段わずか13行の短信なのですが、思わず「そんな馬鹿な」と声をあげてしまいました。

記事は、東京電力福島第一原発事故で放射性物質に汚染された森林除染について、環境省、復興庁、農林水産省の作業チームが6日、福島県川俣町、広野町、川内村、葛尾村の4カ所をモデル地区に選び、実証作業をすることを決めた、というもの。

3年を目安に事業を進め、効果を検証してモデル地区以外も除染するかを検討する。
対象面積は計約58ヘクタール、うち森林は約42ヘクタール。年度内にさらに6カ所程度を選ぶそうです。


あわててネットで検索してみると、同じ日にNHKが安倍政権の復興相が森林汚染のモデル地区を視察したというニュースを流していたことがわかりました。政府が除染と復興に向けて「しっかり取り組んでいる」ことをアピールしたいのでしょう。


◆関連資料1:復興相、森林除染モデル地区視察
今村復興相 森林除染のモデル地区を視察 NHK 9月7日 15時43分
今村復興大臣は7日、福島県葛尾村を訪れ、福島県内の森林の除染を進めるため政府が選定したモデル地区を視察し、地域の復興に向けて除染や里山の再生に全力で当たる考えを示しました。

  

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う福島県内の森林の除染について、政府は原則として住民の生活圏から20メートルの範囲などに限って行う方針でしたが、福島県などから除染地域の拡大を求める声が相次いだことから、モデル地区を選んで新たに除染を始めることになりました。
これを受けて、今村復興大臣は7日、モデル地区の1つがある福島県葛尾村を訪れ、村役場で松本允秀村長と会談しました。この中で、松本村長が村全体の除染の徹底や住環境の整備などを要望したのに対し、今村大臣は「しっかり取り組んでいきたい」と応じました。
続いて、今村大臣は、松本村長とともに、面積がおよそ26ヘクタールと現在選定されている4か所のモデル地区の中で最も広い「村営住宅団地」周辺の視察を行いました。そして、今村大臣は「この地域はまさに村の拠点であり、われわれも全力を挙げて取り組む」と述べ、地域の復興に向けて除染や里山の再生に全力で当たる考えを示しました。


あれあれ、本当ですか? 地域の復興に向けて除染や里山の再生に全力を挙げて取り組んでくれるって……?
なおついでながら第2次安倍内閣以降の歴代復興大臣は次の通り。
復興に向けて“全力疾走”しているせいか、めまぐるしくバトンタッチされており、失礼ながら誰が誰やらよくわからないのですが。
 根本 匠 2012.12~2014.09
 竹下 亘 2014.09~2015.10
 高木 毅 2015.10~2016.08
 今村雅弘 2016.08~


◆関連資料2:なぜか避難指示解除
森林除染が進まない一方で、なぜか避難指示が解除され、住民の帰還を促す動きが進んでいるのですね。
試みに南相馬市のHPのトップには「原発事故からの復興に向けて」と題する全国の支援者へのメッセージが載っています。


原発事故からの復興に向けて
7月12日に南相馬市に出されていた東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内の避難指示が居住制限区域と避難指示解除準備区域において解除されました。避難指示の解除は本格的復興に向けてのスタートになります。市民の誰もが安心に暮らすことができ、子どもたちがこの地で育ったことを誇りに思えるまちづくりに邁進してまいりますので、今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。有難うございました。

◆関連資料3:汚染廃棄物処分10万年管理計画
関東大震災から93年目を迎えた9月1日付けの新聞に載った原子炉の制御棒など放射能レベルが高い廃棄物処分の基本方針はまさに
原発事故による放射能汚染対策の無為無策――絶望的状況を物語っています。

「70メートルより深い岩盤内に少なくとも10万年間は埋める必要がある」という原子力規制委の結論。災害列島ニッポンのどこにそんな適地があるというのでしょうか?

 
   朝日新聞 2016年9月1日

原発再稼動 その裏の告発?

2016-08-23 00:42:16 | 日記
福島の子どもたち「保養」の現実   猛暑の夏の寒いレポート

連日連夜、オリンピックでの日本選手の大活躍をめぐるTVのヒートアップ状態を考えるといかにも地味で、しかももはや旧聞に属するのですが、17日(水)朝のNHK・TVのニュースが福島原発事故に関して注目すべき調査結果を報じていました。
あいにく朝は音声だけ聞きながら洗顔するのが日課なので内容についてはイマイチ把握できていなかったので、いまようやくWEBサイトから記事を拾いました。何かと政権寄りの偏向?が懸念されるNHKなのですが、報道を評価し、とりあえず勝手に引用させていただきます。


原発事故 ふるさと離れて“保養”9000人余 
8月17日 4時55分

東京電力福島第一原発の事故を受けて、放射線への不安から一時的にふるさとを離れて過ごす「保養」を行った人が、去年10月までの1年間にのべ9000人余りに上っていたことが分かり、調査を行った民間団体は「費用面などで支援が必要だ」としています。

5年前の原発事故のあと、幼い子どもがいる親を中心に、放射線への不安から夏休みなどを利用して一時的にふるさとを離れて過ごす「保養」が広がりました。

「保養」について情報提供を行っている民間団体、リフレッシュサポートは、その実態を把握しようと、保養を受け入れている234の団体を対象に調査を行い107の団体から回答を得ました。それによりますと、去年10月までの1年間に保養を行った人は、福島県の居住者を中心にのべ9301人に上っていたことが分かりました。

滞在先は北海道から沖縄まで全国29の都道府県にわたります。受け入れの課題を聞いたところ、「活動の資金不足」が28団体、「原発事故や支援に対する関心の低下」が18団体などとなっています。原発事故のあと、福島県は子どもたちの自然体験活動などに対して宿泊費や交通費を支援する制度を設けていますが、県外では対象が6泊7日以上に限られています。リフレッシュサポートの疋田香澄代表は「実際にはもっと多くの人たちが保養を繰り返しているみられ、家族と受け入れ団体の双方に費用面などで支援が必要だ」と話しています。


■「福島5年」……経済大国ニッポンの現実  

 
 旧警戒区域内に取り残された被ばく牛300頭が今も生を長らえている。2016.8.20M&M
 (福島第一原発から14キロ、浪江町のはずれにある希望の牧場=吉沢牧場で)


わが「ぶんぶん」の仲間も日々の活動の延長線上で、様々な形でこの夏も各地各グループそれぞれの保養ステイ活動に参加してきたので、NHKの指摘は他人事ならず。
で実は、ブログの13日付け「チェルノブイリ30年、福島5年」というタイトルは『文藝春秋』9月号の巻頭エッセイ、医師で松本市長の菅谷昭(すげのや・あきら)さんのタイトルをそのまま引用したもので、このNHKニュースの裏の現実を示すものなのですね。

菅谷医師は1996年1月から2001年6月まで5年半にわたりベラルーシで医療支援活動に身を投じてきた人。今年は事故後30年という節目の年で、この夏、あらためてベラルーシの姿を確かめるための旅に出て、高度に汚染されたゴメリ州の地区病院の院長から発しられた質問に絶句した……という内容なのです。さて、そのまま転記します。


「ベラルーシは必ずしも経済的に豊かな国ではありません。しかし、汚染地に住む子どもたちの命と健康を守るために、夏期休暇時には1カ月ほどの健康保養を国の責任として無料で実施しています。経済的に裕福な日本では福島の子どもたちに国家の対策として、そのようなプログラムを行っていないのはどうしてですか。日本は国が狭いので保養をさせる場所が無いのでしょうか」

菅谷さんが一瞬絶句したことは言うまでも無い。そしてぼくもまたこのエッセイを読んで絶句。東京オリンピックにかける厖大な予算の100分の1でも、子どもたちの健康のための対策に費やしてほしいと願うのですが……。

いまだ県の内外に約9万人もの避難者をかかえる福島県。
南相馬市では7月12日、東京電力福島第一原発から20キロ圏内の避難指示が居住制限区域と避難指示解除準備区域において解除され、市のHPは「避難指示の解除は本格的復興に向けてのスタート。市民の誰もが安心に暮らすことができ、子どもたちがこの地で育ったことを誇りに思えるまちづくりに邁進してまいります」と綴るのですが、市民とりわけ子どもたちの健康面の不安はなお置き去りにされたままのようです。(ぶろぐ制作本舗広報担当:M&M)

伊方原発再稼動NO!(続々続)

2016-08-17 09:05:00 | 日記
9・22さようなら原発・さようなら戦争大集会  予告

・日時 2016年9月22日(木、秋分の日)
・場所 代々木公園B地区・けやき並木
   (JR山手線「原宿駅」、東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」「代々木公園駅」、小田急線「代々木八幡駅」下車)
11:00 ブース開店(けやき並木)
12:00 第1部 トーク&ライブ(野外ステージ)
        音楽:寿  報告:福島の現状と課題
13:30 第2部 トーク(野外ステージ)
     呼びかけ人あいさつ:鎌田慧(ルポライター)、澤地久枝(作家)
    発言:アーサー・ビナード(詩人)、木内みどり(俳優)
    福島から 協力団体から
15:00 デモ出発
    渋谷方面コース:代々木公園~渋谷駅~神宮通公園
    原宿・青山方面コース:代々木公園~原宿~表参道~(青山通り)~明治公園周辺




伊方原発再稼動NO!(続々)

2016-08-15 15:58:20 | 日記

伊方原発再稼働 住民は誰が守るのか ~13日付け東京新聞社説から~
2016年8月13日

四国電力伊方原発の再稼働に、住民は特に不安を募らせる。そのわけは周辺を歩いてみれば、すぐ分かる。それはあってはならない場所にある。
日本で一番再稼働させてはいけない原発の一つ-。伊方原発をそう呼ぶ人は少なくない。
その根拠は特殊な立地にある。
伊方原発は、日本一細長い愛媛県の佐田岬半島の付け根のあたり、瀬戸内海に面したミカン畑のふもとに立つ。
原発の西には四十の集落が、急な斜面に張り付くように点在し、約五千人が住んでいる。小さな急坂と石段の町である。
四国最西端の岬の向こうは、豊予海峡を挟んで九州、大分県だ。
八キロ北を半島とほぼ平行に、中央構造線が走っている。最大級の断層帯だ。発生が心配される南海トラフ巨大地震の想定震源域にも近い。
「日本三大地滑り地質」とも呼ばれ、「急傾斜地崩壊危険箇所」などの標識が目立つ。二〇〇五年には、半島唯一の国道197号の旧名取トンネルで地滑りの兆候が見つかり、崩落の危険があるとして廃止されたこともある。
このような土地柄で、巨大地震と原発の複合災害が起きたらどうなるか。専門家であろうがなかろうが、想像には難くない。
大小の道路は寸断され、トンネルは崩落し、斜面の家は土砂崩れにのみ込まれ…。
それに近い光景が四月の熊本地震で展開された。その震源とは中央構造線でつながっているらしい。住民の不安は増した。
四国電力が五月から六月にかけて実施した半島の“お客さま”への調査でも、「地震・津波への不安」を訴える人が増えている。
たとえ国道が無事だとしても、西側の住民は、原発の前を通って東へ向かうことになる。

◆造ってはならないもの
県と愛媛県バス協会が交わした覚書では、運転手の被ばく線量が一ミリシーベルトを上回ると予測されれば、バスは動かせない。
海路はどうか。港湾施設が津波の被害を受けたらどうなるか。放射能を運ぶ海陸風から、船舶は逃げ切れるだろうか。
県は先月、広域避難計画を修正し、陸路も海路も使えないケースを明示した。要は屋内退避である。避難所には、学校や集会所などの既存施設が充てられる。
コンクリートの建物で、耐震は施されているものの、傾斜地に暮らすお年寄りたちが、そこまでたどり着けない恐れは強い。
「半島の多くの住民が、逃げ場がないという不安を感じ、生命の危険を押し殺しているはずだ」
「伊方原発をとめる会」事務局次長の和田宰さんは言う。
そもそも伊方原発は、住民の安全が第一ならば、建ててはいけないところに建っているとはいえないか。
原子力規制委員会は、避難については審査しないし、かかわらない。誰が住民を守るのか。
やはり伊方原発は、動かすべきではないというよりも、動かしてはいけない原発なのである。
大規模な避難訓練が必要になるような原発は、初めから造ってはならないものなのだ。
伊方原発だけではない。3・11の教訓を無駄にしないため、文字通り原発を規制するために生まれた規制委が、その機能を果たしていない。
規制委は今月初め、始動から四十年の法定寿命が近づいた関西電力美浜原発3号機の運転延長を了承した。同じ関電高浜原発の1、2号機に続いてすでに三基目。延命はもはや例外ではないらしい。
政府の原発活用路線に沿うように延命の審査を急ぐ規制委は、独立した審査機関とも言い難い。
「コストさえかければ、四十年を超えて運転できる」と明言する姿勢には驚かされた。

◆危機感が薄れる中で

熊本地震を経験し、この国の誰もが地震の揺れに敏感になっている。それなのに、地震の専門家である前委員長代理の「地震の揺れは過小評価されている」という重い指摘も規制委は顧みない。
住民の暮らしは、命は、誰が守るのか-。
日本一危険とされる再稼働に際し、特に自治体や規制委にあらためて問いかけたい。
最低限、避難の有効性がしかるべき機関に保証されない限り、原発は動かすべきではない。



伊方原発再稼動NO!(続)

2016-08-13 11:24:23 | 日記
「チェルノブイリ30年、福島5年」の教訓どこに? 住民の安全無視の再稼動

12日に再稼動した伊方原発再稼動をめぐってNHKはじめメディアはオリンピックをめぐる狂想曲とは裏腹に淡々と再稼動の事実だけを伝え、敗戦記念日の「15日には発送電を始める」としています。

しかし伊方がプルサーマル発電としては現在では全国で唯一の稼動であることや、再稼動に反対する地元住民はじめ多くの国民の疑問や反対運動の動きについてはほとんど報じることはなく、「伊方原発 またも見切り発車か」(朝日 13日付け社説)と、どこか弱々しいのですね。

再稼働の伊方原発3号機 臨界の状態へ
NHK 8月13日 4時11分
12日に再稼働した愛媛県にある伊方原子力発電所3号機は、このあと核分裂反応が連続する臨界の状態になる見通しです。

伊方原発3号機は12日午前9時、原子炉の中の核分裂反応を抑える「制御棒」が引き抜かれ、再稼働しました。
四国電力によりますと、32本の制御棒のうち、これまでに24本が引き抜かれ、残りの8本も途中まで引き抜いた状態にして、原子炉の冷却水に含まれる核分裂反応を抑える成分を調整する作業が続いています。
これまでのところトラブルは起きていないということで、このあと核分裂反応が連続する臨界の状態になる見通しです。そして、15日には発電と送電を始めて、来月上旬には営業運転に入る計画です。 (以下省略)
 


そこで「旧聞」ながら、「原発延長で変革遅れる」と直言(助言)したドイツのヘンドリクス環境相の日本記者クラブにおける会見を報じた朝日新聞の小さな記事を転載します。

福島原発事故を受け、ドイツは2022年までに全ての原発を停止すると決めています。
またイタリアは1986年4月のチェルノブイリ事故を受け、翌87年11月には国民投票によって原発の廃止を選択していることは当ブログでも既報の通りです。

8・15といえばどうしても第2次世界大戦時のファシズムそして「日・独・伊3国同盟」を想起せざるをえないのですが、イタリア、ドイツの降伏を経てなお無謀な総力戦により沖縄はじめ東京・広島・長崎等々、悲惨な壊滅的被害へと突き進んだことへの反省と総括は?


 
 朝日新聞 2016年5月21日付け

■関連資料:原発の稼働状況(電気事業連合会HPから)

 

◎貝原浩チェルノブイリ・スケッチ原画展」18日まで開催中 
ご案内が遅くなったのですが、1992年2月、写真家の本橋成一さんとベラルーシのチェチェルスクを訪れ、立ち入り禁止区域で暮らすお年寄りたちと出会って以降何度も訪れ、村人の暮らしを生き生きと描いた画文集『風しもの村から』。
大きな手漉き紙に描かれたその原画など関連作品展が5日から東京・日比谷の市政会館1階のギャラリーで開催中です。

会場である市政会館(1929年に竣工、都の歴史的建造物)は正面玄関に向かって左前方には経産省、右前方には東京電力本店が見えるという絶好のロケーション。盛夏の一日、圧倒的な迫力をもつ貝原画伯の作品を通してチェルノブイリそしてフクシマのいまを考えてみてはいかが?