2010年3月20日 西穂沢
近場の雪が消えるにつれて行き先に悩むようになる。
旬のエリアは白馬、頸城だろうか。
でも金曜夜からの出発は結構キツイ。おまけに今週は睡眠不足でもうヘロヘロ。
連休初日は近場からということで西穂沢に行きました。
すっかり明るくなってから出発、林道歩きに意外と時間を要す。
白出沢では一面固く締まったフラットな雪面に今日の快適な沢滑降を期待して本格的な登行を始めた。
背後には抜戸岳の大きな山体がどっしりと構えてなかなか絵になる光景、自然と歩行にも力が入るのだが。
堰堤を越えて西穂沢が目に入ると…沢の様相に愕然。
沢は一面デブリで埋め尽くされているように見える。
それでも、まだ見えていない沢の上部にはパウダー斜面が広がっているかもしれないとの期待を持って西穂沢へと入る。
デブリの末端に到達すると、その先は延々続くデブリ帯。沢幅いっぱいにデブっていてまともに登れたもんじゃない。
デコボコ斜面に足を取られ、固い氷塊にスリップし、難儀な登高がしばらく続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/c2/aa373216d560660cc8e9d8508d38253d.jpg)
初めて訪れた西穂沢のスケールには圧倒された。地図で見ても他の沢よりも大きなことは明瞭であるが、実際沢の中に立つとデカイ。
そこから見上げる穂高連峰の景観はすばらしく、滑走対象としてもなかなかの斜面のようだ。
気持ちはどんどん高度を上げてデブリのない落ち着いた斜面にありつきたいとの思いだが、時間200m程度しか稼げずにデブリ帯から脱出できない。
西穂沢が大きく右に回りこむあたりから、上部の状況も覗けるようになるのだが、ダメだ。その先もずっとデブッてデコボコしてる。
見ると間ノ岳と天狗岩の間の沢が比較的斜面がきれいに見えたので、今日はこっちを狙うつもりで進路を取ったのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/64/6bf1c4474188235012b9259819cd4605.jpg)
標高2,400mに到達した時には昼を大きく回っていた。稜線までならあと500m。そこまで行けなくても300mは登りたいところだが、そろそろ時間切れか。
今日はkobaさんが少し調子悪そうだ。本人まだまだ行けると言うものの…これ以上頑張ってもそもそも雪が悪い。今日はここで切り上げましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/58/6442fcdb5dcadc5d6972cfde4a6f156d.jpg)
滑走準備をして滑り始める。どこ行ってもデコボコ。
沢の片隅に辛うじて残る無事な斜面を細々と繋ぎながら滑って下山。
高度を下げると、今度は折からの高温で雪がモッサモサになっており極端に滑らない。今日はポンツーンも片足4kgのただの重し。四苦八苦で林道まで下りてきた。
こんな時でも上手い人はストレスを感じさせずに軽そうに板を操作しているように見えるからスゴイもんだ。
林道もまったく板滑ら~ず。鈍行スキーでのっそりと無事下山。
今期最低の滑りでした…
まあ、こんな日もあるでしょう。ロケーション最高の西穂沢の現地確認ができただけでも今日の収穫とします。
ここはまた快適ザラメとなった頃に再訪してもよいかもしれない。
そして下山後に分かった話。
やっぱkobaさん風邪悪化している様子。
平湯の森で一風呂浴びて、3連休の行動予定を初日で切り上げて帰宅することになったわけですが…
帰ると言いながら気になるのは天気予報。果たして?
近場の雪が消えるにつれて行き先に悩むようになる。
旬のエリアは白馬、頸城だろうか。
でも金曜夜からの出発は結構キツイ。おまけに今週は睡眠不足でもうヘロヘロ。
連休初日は近場からということで西穂沢に行きました。
すっかり明るくなってから出発、林道歩きに意外と時間を要す。
白出沢では一面固く締まったフラットな雪面に今日の快適な沢滑降を期待して本格的な登行を始めた。
背後には抜戸岳の大きな山体がどっしりと構えてなかなか絵になる光景、自然と歩行にも力が入るのだが。
堰堤を越えて西穂沢が目に入ると…沢の様相に愕然。
沢は一面デブリで埋め尽くされているように見える。
それでも、まだ見えていない沢の上部にはパウダー斜面が広がっているかもしれないとの期待を持って西穂沢へと入る。
デブリの末端に到達すると、その先は延々続くデブリ帯。沢幅いっぱいにデブっていてまともに登れたもんじゃない。
デコボコ斜面に足を取られ、固い氷塊にスリップし、難儀な登高がしばらく続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/c2/aa373216d560660cc8e9d8508d38253d.jpg)
初めて訪れた西穂沢のスケールには圧倒された。地図で見ても他の沢よりも大きなことは明瞭であるが、実際沢の中に立つとデカイ。
そこから見上げる穂高連峰の景観はすばらしく、滑走対象としてもなかなかの斜面のようだ。
気持ちはどんどん高度を上げてデブリのない落ち着いた斜面にありつきたいとの思いだが、時間200m程度しか稼げずにデブリ帯から脱出できない。
西穂沢が大きく右に回りこむあたりから、上部の状況も覗けるようになるのだが、ダメだ。その先もずっとデブッてデコボコしてる。
見ると間ノ岳と天狗岩の間の沢が比較的斜面がきれいに見えたので、今日はこっちを狙うつもりで進路を取ったのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/64/6bf1c4474188235012b9259819cd4605.jpg)
標高2,400mに到達した時には昼を大きく回っていた。稜線までならあと500m。そこまで行けなくても300mは登りたいところだが、そろそろ時間切れか。
今日はkobaさんが少し調子悪そうだ。本人まだまだ行けると言うものの…これ以上頑張ってもそもそも雪が悪い。今日はここで切り上げましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/58/6442fcdb5dcadc5d6972cfde4a6f156d.jpg)
滑走準備をして滑り始める。どこ行ってもデコボコ。
沢の片隅に辛うじて残る無事な斜面を細々と繋ぎながら滑って下山。
高度を下げると、今度は折からの高温で雪がモッサモサになっており極端に滑らない。今日はポンツーンも片足4kgのただの重し。四苦八苦で林道まで下りてきた。
こんな時でも上手い人はストレスを感じさせずに軽そうに板を操作しているように見えるからスゴイもんだ。
林道もまったく板滑ら~ず。鈍行スキーでのっそりと無事下山。
今期最低の滑りでした…
まあ、こんな日もあるでしょう。ロケーション最高の西穂沢の現地確認ができただけでも今日の収穫とします。
ここはまた快適ザラメとなった頃に再訪してもよいかもしれない。
そして下山後に分かった話。
やっぱkobaさん風邪悪化している様子。
平湯の森で一風呂浴びて、3連休の行動予定を初日で切り上げて帰宅することになったわけですが…
帰ると言いながら気になるのは天気予報。果たして?
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