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山と自転車!

杓子沢/山スキー

2010-05-17 | 山スキー
2010年5月15日 杓子沢

白馬大雪渓を登って清水谷を滑り、登り返して杓子沢、長走沢を繋いで滑る。
土曜日はそんな計画で行くつもりだったが…

やっぱ白馬は遠いっす。金曜深夜梓川SAで撃沈、猿倉着いたら6時まわってた…
諦めムードで6時40分猿倉スタート。林道は駐車場横から雪が繋がっていた。
今年は残雪が多いようで、驚いたことに金山沢もまだ完全に雪に埋まっていた。

この日天気快晴で気温がグングン上がる。何も考えずに冬用厚手アンダーを着てきたもんだから暑くて仕方ない。汗だくだく。
しかし、前日までの降雪で上部は真っ白冬景色。この気温上昇で雪が緩み始めると杓子沢は落石がいやらしいだろうから、先を急ぐ必要がある。
清水谷に行っていたら杓子沢通過が遅くなるので今回はパス。
とにかく稜線まで急ごう…でも暑くてスピード出ない…


大雪渓も雪の状態がすこぶる良い。ここをビューっと滑降するのもよかったかも。

9時20分。稜線。まるでGW前半頃の景色。場所によって10cmくらいの新雪ありで歩きやすい。
杓子の山腹もスキー脱がずにシールでトラバースできた。


清水谷はまたこんど…こんな雪が豊富な機会に行っておくべきだったけどまたこんど…

杓子沢への滑り込みは白馬鑓山頂からも素敵なようだが、ガリガリの様子。
岩場も多くて転倒すると怪我しそう。今日は単独なので慎重に行動すべし、滑りだしは杓子沢のコルとする。



10時10分。コルから滑走開始。
杓子沢のエントリーは緩やかに。
その後も斜度はきつくなく安心して滑って行ける。
新雪があるのは良いのだけれど、既に緩み始めてストップ雪に。
今日は杓子沢の落石帯を予想してアトミックの板に変えてきたが、細身の板ゆえに悪雪に操作が難しい。
小さめのターンで下りてゆく。
2,250mまで滑ったところで杓子沢の滑走は終了、双子尾根のコル方向へトラバースする。



落石だらけの沢という心配をしていたがこの日の杓子沢は石はほとんどなくて非常に綺麗な雪面だった。
しかし10時を回って上部の岩場の融雪が始まり、頻繁にガランゴロンと落石が発生している。
双子尾根方面へのトラバース進路上は杓子岳からのデロデロデブリがあって、ここもさっさと通過したほうが良い。
中規模の湿雪雪崩がドーッと目の前を通過する。長居は無用、尾根へと急ぐ。

双子尾根のコルへのトラバースが済むと一安心。
あとは長走沢を滑り下りて猿倉へ。


長走沢も雪が良ければビューっとイケる

滑っていると、どこかから声をかけられた。応えようと斜面を探してみたけど探せませんでした…ごめんなさい。
下部はザクザク雪と雨溝でちょっと大変だが、豊富な雪のおかげで楽ちんで猿倉に無事下山。
11時20分。あっけなく杓子沢終了の感。

時間ができたので倉下の湯に入ってから松本のブンリンさんまで走る。
直付けスキーアイゼンを買いたかったのだけれど…ディアミールはシャフトが邪魔をして装着にひと工夫必要とのことで今回は購入見合わせ。

白馬に戻って晩飯いただいて、独りささやかな宴会…してたら寝袋にビールをぶちまけた…
奮発して買ったプレミアムモルツを半分飲まれちまって就寝。

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