2010年5月22日 白馬鑓ヶ岳
シーズン最後は富士山の予定だったが、歩行が予想される富士山よりも残雪豊富な猿倉の方が快適に楽しめるだろう、というとで2週続けて猿倉へ。
朝4時過ぎに出発。1週間で随分雪が消えてしまった。林道はしばらく担ぎ、鑓温泉への尾根の取りつきもヤブっぽいので長走沢経由とする。
朝から気温が高く、足元の雪は既に緩んでいる。
小日向のコルまで上がると白馬鑓の雪の状況が確認できる。
真っ先に目をやるのは中央ルンゼ。
前週の新雪コンディションから1週間経過して雨も降った。
しかし、予想以上にまだコンディションは良いようだ。
ノドより下部は雪が汚れているので落石が想定されるが雨溝はさほど発達していない。
これなら…今日は中央ルンゼに挑戦してみることになった。
白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ(下山時撮影)
鑓温泉コースは後続なく静かにハイクアップ。
11時25分。白馬鑓ヶ岳山頂。
猿倉から7時間30分、akemiさん念願の初登頂です。
山頂では雷鳥カップルのお出迎えがあった。
記念撮影をして☆yaさんと僕は中央ルンゼ滑降へ。
少し緊張するが山頂からのドロップは先週練習したので怖くない。
この日、午前中曇天だったおかげで雪質はとても良い。
上部斜面は斜度も適度で幅も広く、素晴らしいロケーションの中で滑走を楽しめる。
上部は超快適
斜度もナカナカパラダイス
ここだけなら中央ルンゼ最高だぜ、といったところだ。
そして、快適斜面は終わり…ノドへと進んでゆく。
ここからは落石、転倒に注意が必要となる。
一番不安だったノドの幅は5mは確保されて十分ターンはできる。
雨溝も1本のみで、これは避けてターンすれば問題なかった。
このあたりから雪面には10㎝クラスの落石がいっぱい。
時々ガリッ、ガリッと石を踏む。
ノドを通過した先は、険悪な雰囲気。
上部からの落石に注意しつつ、滑走中はいかに石を踏まずにターンするかだが…
そこらじゅう落石だらけでどうにもならん。
これでも今日は状況が良い方だ!というが…ガリガリゴリゴリ板鳴りっぱなし。
途中から、もうヤケクソで岩の上を滑る。
狭いルンゼを抜けたところで右手鑓温泉方向へ大きくトラバースして中央ルンゼ滑降終了。
緊張感から解放される。
達成感とか征服感などという感情ではなく、無事に通過できてありがとうございますという気持ち…
鑓温泉に着いて板を脱ぐと…オーマイガーッ!!滑走面がめくれてるわ、小岩ブッ刺さってるわ、エッジがびがびだわ…ショック大。
ATOMICで来るべきだったか…いまさら後悔しても仕方ない。
温泉に入る頃にはまた気持ちよい晴天となっていた。
先週の賑わいとは一転、閑散としていてゆったりまったり。
これでホントの板納会。
名残惜しむように、このひと時を楽しんでからのんびり下山。
この1週間で山麓の緑は一気に山を駆け上がり、猿倉のあたりはブナが勢いよく芽吹き始めていた。
シーズン最後にこの息吹を胸一杯吸いこんだら、楽しかった山スキーシーズンも終わりです。
自然とこみ上げる感謝の意で山に一礼して板を脱いだ。
シーズン最後は富士山の予定だったが、歩行が予想される富士山よりも残雪豊富な猿倉の方が快適に楽しめるだろう、というとで2週続けて猿倉へ。
朝4時過ぎに出発。1週間で随分雪が消えてしまった。林道はしばらく担ぎ、鑓温泉への尾根の取りつきもヤブっぽいので長走沢経由とする。
朝から気温が高く、足元の雪は既に緩んでいる。
小日向のコルまで上がると白馬鑓の雪の状況が確認できる。
真っ先に目をやるのは中央ルンゼ。
前週の新雪コンディションから1週間経過して雨も降った。
しかし、予想以上にまだコンディションは良いようだ。
ノドより下部は雪が汚れているので落石が想定されるが雨溝はさほど発達していない。
これなら…今日は中央ルンゼに挑戦してみることになった。
白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ(下山時撮影)
鑓温泉コースは後続なく静かにハイクアップ。
11時25分。白馬鑓ヶ岳山頂。
猿倉から7時間30分、akemiさん念願の初登頂です。
山頂では雷鳥カップルのお出迎えがあった。
記念撮影をして☆yaさんと僕は中央ルンゼ滑降へ。
少し緊張するが山頂からのドロップは先週練習したので怖くない。
この日、午前中曇天だったおかげで雪質はとても良い。
上部斜面は斜度も適度で幅も広く、素晴らしいロケーションの中で滑走を楽しめる。
上部は超快適
斜度もナカナカパラダイス
ここだけなら中央ルンゼ最高だぜ、といったところだ。
そして、快適斜面は終わり…ノドへと進んでゆく。
ここからは落石、転倒に注意が必要となる。
一番不安だったノドの幅は5mは確保されて十分ターンはできる。
雨溝も1本のみで、これは避けてターンすれば問題なかった。
このあたりから雪面には10㎝クラスの落石がいっぱい。
時々ガリッ、ガリッと石を踏む。
ノドを通過した先は、険悪な雰囲気。
上部からの落石に注意しつつ、滑走中はいかに石を踏まずにターンするかだが…
そこらじゅう落石だらけでどうにもならん。
これでも今日は状況が良い方だ!というが…ガリガリゴリゴリ板鳴りっぱなし。
途中から、もうヤケクソで岩の上を滑る。
狭いルンゼを抜けたところで右手鑓温泉方向へ大きくトラバースして中央ルンゼ滑降終了。
緊張感から解放される。
達成感とか征服感などという感情ではなく、無事に通過できてありがとうございますという気持ち…
鑓温泉に着いて板を脱ぐと…オーマイガーッ!!滑走面がめくれてるわ、小岩ブッ刺さってるわ、エッジがびがびだわ…ショック大。
ATOMICで来るべきだったか…いまさら後悔しても仕方ない。
温泉に入る頃にはまた気持ちよい晴天となっていた。
先週の賑わいとは一転、閑散としていてゆったりまったり。
これでホントの板納会。
名残惜しむように、このひと時を楽しんでからのんびり下山。
この1週間で山麓の緑は一気に山を駆け上がり、猿倉のあたりはブナが勢いよく芽吹き始めていた。
シーズン最後にこの息吹を胸一杯吸いこんだら、楽しかった山スキーシーズンも終わりです。
自然とこみ上げる感謝の意で山に一礼して板を脱いだ。