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TREK&RIDE

山と自転車!

待つわ♪

2010-11-28 | 山スキー
山スキーシーズン。
先々週には松本のブンリンさんまで行ってTLTの金具を見てきたり(僕は見ただけ…)。
そしてザックへのパッキングも済ませて、あとは出撃あるのみと。

今週末の立山初滑りは見合わせたがシーズンはこれからです。
今年は12月に入ったら本格的な降雪も期待できそうなので、次の出撃を待つ。

ということで、昨日タイヤをスタッドレスに交換。
こんな本も手に取ってみた。

数年前に読んだ時より、今になって読み返すとあらためて雪山というものが恐ろしく思える。
しかし怖がるのではなく学んでゆかねばなりませんね。

しっかり納税

2010-10-27 | 山スキー
冬支度
円高に乗ってアメリカから冬モンを輸入です。


今回はしっかり関税かかっちゃいました。$446に対して¥3,400。
しかし明細見てもどれに課税されてんのか、課税標準額がどうやって算定されてんのかさっぱり分かりません。

それでも国内で定価買いするよりも相当安上がりなので、結構いいです海外通販。

山は雪積もったかなぁ~

GUNちゃん補修

2010-06-17 | 山スキー
GUNの滑走面はチューンナップに出して見事に回復しましたが、表側(トップシートっていうらしい)の補修は受けていただけなかったので自分でリペア。
エポキシを練り練りして、えぐれた箇所に穴埋めします。





これでGUNの補修は完了!
来シーズン、また機嫌よく滑ってもらいたいもんです。

それにしてもエポキシって臭い臭い…

富士山/山スキー

2010-06-13 | 山スキー
2010年6月12日 富士山(須走口から吉田大沢・須走)

一旦は板を納めたつもりが、先週の富士ヒルクラで雪たっぷりの富士山を見てしまったので、もう一度道具をひっぱリ出して出撃。
梅雨入り直前、土曜日の天気も東日本は雲が多めの予報だったがダメでもいい…とりあえず行ってしまおう。
出発が遅くなって21時出発、車に道具をブチこんで東名を走る。
高度順応?とか考えて前夜のうちに登山口に入るのがいいのかしらん、でも日付が変わったところで富士川SAで撃沈。
今回、富士宮口と須走口、どっちにしようか思案したが、なんとなく須走の方が大斜面な気がしたので(どちらも行ったことない)、雪のない火山礫の斜面を延々歩くこと覚悟で須走口へ。

5時40分須走口駐車場出発。
今回長いブル道歩きに備えて古いスキーブーツ、板はガタガタになってもいいようにATOMICで。



1時間ほどで残雪現れる。さらに1時間20分歩いたところで漸く雪が繋がりシールに切り替える。標高2,970m。
しかし斜登高では新雪にシールがスリップして難儀する。アイゼン歩行に変えようかとも思ったが直登に切り替えたらシールがしっかり効いて難なく登れた。


山頂まで直登可、斜度も想像していたより緩やかだ。

9時55分。山頂。快晴。四方の山々は雲の下。風も穏やかで静かだ。
剣ヶ峰には人がチラホラ。



これから剣ヶ峰に行って火口に滑るのも一案だが、雪があんまり綺麗ではない。
それよりも吉田大沢を滑ってみたかったのでそちらを選択。
初めてなので吉田大沢の降り口も知らないのだが…行ってみると一目瞭然、どデカい斜面があった。沢の中を数人がハイクアップ中。

準備をして腹ごしらえしてから滑降開始。
うひょ~、な大斜面。雪の状態も非常によくて超快適。
ただ、板の選択を誤った…この日の極上フラットザラメはGUNで来るべきだった。
SWEET DADDYではスピード出すと直進安定性が失われて僕の技術では制御が難しい。


なかなか板に乗れない感じの滑りではあったが、なかなかの1本。富士山素晴らしいです!

3,150mまで滑って、シール貼って登り返し。やたらと腹が減って喉が渇く。
途中から浅間大社の方へ進路を振って須走、吉田の登山道に合流すると、登山者、スキーヤーが続々と上がってきていた。(ここが須走の登山道であることを、この時知った。僕はもう1本南側の筋を登ったことになる)

12時15分。再び山頂。
須走への斜面は数人滑ったあとのようだが、まだ綺麗に残っている。
腹がめちゃくちゃ減っているが、いまいち食欲がない。軽くパンを口に入れて下山開始。
1本南側の登ってきた斜面から滑り込んでみた。場所を選べばノートラック斜面が得られる。
今回は、吉田大沢での不安定な滑りを反省して、スピードを落としてコントロールしながら滑る。
極上ザラメの上を板が気持ちよく走る。ノンストップで3,300mまで滑降。
これは堪らんです、気持良すぎる。
今シーズン最後、このまま帰るのはmottainai!時間はちょっと遅くなるが、もう一本行くか!

最後の登り返しは体力的に相当厳しかった、久しぶりに歯を食いしばって登り切る。
13時45分。今日3回目の山頂。
体力は限界近く、食欲もなし、水も切れかけ…
とりあえず滑降準備は整うが、まともに滑るだけの体力がない、5分ほど仰向けになって休憩。
目を開けると3,700mの上空は青く澄み、6月の太陽は力強い季節を感じる。
今日は来てよかった。これだから止められん。
ても、どんだけ休憩しても体力は回復しそうにないので14時になったと同時に滑降開始。
今シーズン最後の1本は力を抜いて大きく大きくターンをする!これだけ考えて滑った。
標高差400m、90秒の快感。
振り返ってみると、それなりに大きなターンを描けたような気がする。


十分滑った!これなら気持ちよく板も納められるだろう…か?

あとは、下山のみ。ブル道も快調に掘削が進んだようで…下部で斜面が分断。さらに下部は雪が切れたり、現れたり…
先行する登山者が道をよく知っている方だったので、下山方向を教えていただきながら2,750mまではスキー使用。
途中、えらい濃い藪漕ぎもあったりして…ブル道に復帰したら、そこから先は砂埃を巻き上げながら汗だくで駐車場まで。

15時40分。駐車場に無事下山。スキーブーツもボロボロです。
累積標高2,720m、カラダもガタガタ。

これで今シーズンの山スキーは、おしまい。
夜は神奈川の友人宅に泊めてもらって今期打ち上げの一杯をおいしくいただいた。
昼間の疲れがとろーんと心地よい酔いを誘い、とても楽しいひと時でした。ありがとう。

おかえりGUNちゃん

2010-06-08 | 山スキー
チューンナップ&リペアに出していたGUNが還ってきた!
恐る恐る梱包を開けて…驚きました。



傷がすっかり綺麗に補修されている。
あのズタボロの滑走面が見事にツルツルぴっかぴか。
あんなに深くえぐれた箇所も、全面ガタガタの無数の傷も上手く埋めて削ってもらって滑らかに~。
ガビガビのエッジもシャキーンと鋭く新品同様です。

神業やね…

入院

2010-05-28 | 山スキー
まるで棺桶にでも入れられたかのようなGUNちゃん。
チューンナップ&リペアの旅に出ます。

シーズン最後はこいつで富士山を大回りでかっ飛ばす(って富士山行ったことないからそんなことできるんかしらんけど…)。
その夢は潰えた…



元気になって還ってこいよ~。
来年は富士山行こうな~。

終わりを告げる雨

2010-05-24 | 山スキー
中央ルンゼの上部はとても快適な斜面でした。
ここだけなら…また行ってみたい???





この春はまとまった雨が少なかったように思う。
そのためか今年の残雪期は雪の状態が良く、GWを過ぎても快適な山スキーを楽しむことができた。
シーズン最後に白馬鑓中央ルンゼも滑ることができたが、これもコンディションがよかったおかげ。
ちょいとエクストリームなルートに挑むにも、今年は当たり年だったのかもしれない。

土曜日に白馬から帰ってくる時も、白馬・鹿島槍・爺・蓮華…どの山見てもまだ残雪たっぷりでまだまだ滑れそうな斜面が方々にあるようだった…
昨日からの雨の降り方次第で山の状況も一変するでしょうが…
まだまだ場所を選べば滑れるところもありそうな。

しかーし、自転車の季節がすぐそこにきています。
6月6日の富士ヒルクライムがあるからには、いつまでも山ばっかり行っていられない。
今週末からはバシッとロードに切り替えなければあきませんが。
自転車乗らずに既に5ヶ月…
なんかまだロードに気持ちが向いていかないのです

重症

2010-05-23 | 山スキー
昨日のルンゼ滑降でGUNの滑走面はガタガタになってしまいました





中芯までえぐれた深い傷が4か所ほど。
ほぼ全面にわたって大きな傷が無数に…

せっかく調子のよい板に出会えて気に入っておったのに。
チューンナップで補修してもらえるかどうか。

GUNちゃん申し訳ない(嗚咽泣き)

白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ/山スキー

2010-05-23 | 山スキー
2010年5月22日 白馬鑓ヶ岳

シーズン最後は富士山の予定だったが、歩行が予想される富士山よりも残雪豊富な猿倉の方が快適に楽しめるだろう、というとで2週続けて猿倉へ。

朝4時過ぎに出発。1週間で随分雪が消えてしまった。林道はしばらく担ぎ、鑓温泉への尾根の取りつきもヤブっぽいので長走沢経由とする。
朝から気温が高く、足元の雪は既に緩んでいる。

小日向のコルまで上がると白馬鑓の雪の状況が確認できる。
真っ先に目をやるのは中央ルンゼ。
前週の新雪コンディションから1週間経過して雨も降った。
しかし、予想以上にまだコンディションは良いようだ。
ノドより下部は雪が汚れているので落石が想定されるが雨溝はさほど発達していない。
これなら…今日は中央ルンゼに挑戦してみることになった。


白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ(下山時撮影)

鑓温泉コースは後続なく静かにハイクアップ。
11時25分。白馬鑓ヶ岳山頂。
猿倉から7時間30分、akemiさん念願の初登頂です。


山頂では雷鳥カップルのお出迎えがあった。

記念撮影をして☆yaさんと僕は中央ルンゼ滑降へ。
少し緊張するが山頂からのドロップは先週練習したので怖くない。

この日、午前中曇天だったおかげで雪質はとても良い。
上部斜面は斜度も適度で幅も広く、素晴らしいロケーションの中で滑走を楽しめる。


上部は超快適


斜度もナカナカパラダイス

ここだけなら中央ルンゼ最高だぜ、といったところだ。
そして、快適斜面は終わり…ノドへと進んでゆく。



ここからは落石、転倒に注意が必要となる。
一番不安だったノドの幅は5mは確保されて十分ターンはできる。
雨溝も1本のみで、これは避けてターンすれば問題なかった。
このあたりから雪面には10㎝クラスの落石がいっぱい。
時々ガリッ、ガリッと石を踏む。



ノドを通過した先は、険悪な雰囲気。
上部からの落石に注意しつつ、滑走中はいかに石を踏まずにターンするかだが…
そこらじゅう落石だらけでどうにもならん。
これでも今日は状況が良い方だ!というが…ガリガリゴリゴリ板鳴りっぱなし。
途中から、もうヤケクソで岩の上を滑る。

狭いルンゼを抜けたところで右手鑓温泉方向へ大きくトラバースして中央ルンゼ滑降終了。
緊張感から解放される。
達成感とか征服感などという感情ではなく、無事に通過できてありがとうございますという気持ち…

鑓温泉に着いて板を脱ぐと…オーマイガーッ!!滑走面がめくれてるわ、小岩ブッ刺さってるわ、エッジがびがびだわ…ショック大。
ATOMICで来るべきだったか…いまさら後悔しても仕方ない。

温泉に入る頃にはまた気持ちよい晴天となっていた。
先週の賑わいとは一転、閑散としていてゆったりまったり。
これでホントの板納会。
名残惜しむように、このひと時を楽しんでからのんびり下山。

この1週間で山麓の緑は一気に山を駆け上がり、猿倉のあたりはブナが勢いよく芽吹き始めていた。
シーズン最後にこの息吹を胸一杯吸いこんだら、楽しかった山スキーシーズンも終わりです。
自然とこみ上げる感謝の意で山に一礼して板を脱いだ。