関一の転職

御堂筋の開発、大阪地下鉄の創業、大阪城天守閣の再建、大阪市立大学の創設・・・。
東京商業高等学校（現一橋大学）の教授から転身し、第７代大阪市長に就任した関一市長の功績の一部です。
1923年に大阪市長に就任した時点で、関市長には、50年後100年後の大阪の姿が見えていました。
驚くべきは、その人望。大阪城天守閣の再建の際は、関市長の呼びかけで、その建設費用の全額が市民の寄付で賄われ、室戸台風による災害復旧を陣頭指揮の最中、市長が病に斃れた時は、８万人の市民が、その死を悼み、葬儀に参列したという事です。
明日、新しい東京都知事が、３月には大阪市長が誕生します。都市の50年後、100年後を見通す構想力と人徳・・・。その2つを関市長に学んでいただきたいと思います。