出雲の思い出。

岩國さんは、今頃、日本政府の特使としてサウジアラビアに向かっておられることでしょう。帰国が９日。大阪での講演会が10日。私達の企画した懇話会が11日・・・。過酷なスケジュールの中で、私達の為に貴重な時間を割いて下さった所に、岩國さんの優しさを感じます。

私が初めて出雲市役所で、当時市長をされていた岩國さんにお会いした時もそうでした。
メリルリンチ社副社長としの破格の報酬を捨てて、ニューヨークからふるさとの出雲に帰って来られて数年。出雲市は、ショッピングセンターに市の出張所が出来て土日でもサービスが受けられるようになり、目の不自由な人が伴走者と共にマラソンを楽しめる「くにびきマラソン」が創設され、出雲ドームができ、市役所に女性の部課長が誕生し・・・。出雲市は大きく変わろうとしていました。
そんなさなか、大阪の１サラリーマンが出した手紙を読んで、時間を作ってくださった岩國さん。古い市長室で握手を交わした時の、あの大きな手のぬくもりを、私は今でも覚えています。

「今、日本に一番不足しているのはお金ではなく志（こころざし）。」
とおっしゃっていた岩國さん。
そんなことはありませんよ。11日には、熱い志、夢を持った多くの人達が集まるはずです。無事のご帰国をお待ちしています。11日を楽しみにしていて下さい。

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