ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『原発を終わらせる』

2011-09-29 17:19:01 | 最近読んだ本
石橋克彦編『原発を終わらせる』(岩波新書)

「福島第一原発事故」
「原発の何が問題か―科学・技術的側面から」
「原発の何が問題か―社会的側面から」
「原発をどう終わらせるか」

という四つのパートに分けて、
原発の問題点を説明しながら、
いかに原発を終わらせるか、
終わらせるべきかを解説。

原発の事故が起こる何年も前から
原発にまつわる数々の問題点を
指摘してきた人たちによる共著なので、
説得力が感じられます。

折りしも、スイスが2034年までに
スイス国内4カ所にある原発を全廃するという
ニュースが入ってきました。

ドイツやデンマークといった欧州の国々では、
環境エネルギー政策が進展し、
温暖化対策や自然エネルギー支援策をとりながら、
経済成長をしてきた、
そして、温室効果ガスも大幅に減らした。

一方、日本では、原発に頼り続け、
経済成長は鈍り、それでいて
温室効果ガスは増えてしまっている。

どちらが賢いか、だれが考えても分かるというもの。

2009年に福島第二原子力発電所に見学に行き
こちら参照)、放射性廃棄物を地中に埋める
(から安全です)という、
今思えば「なんともお気楽な」説明を受けて、
改めて、原発のゴミを後世に残す
そんな原発は不要だ、と痛感しました。

その後、原発の事故が起こり、
やっぱりヤバイ!と。

廃炉にすることさえ、相当問題をかかえています。
相当な年数とお金がかかります。

一筋縄ではいかないことは分かっていますが、
原発を順次なくしていき、
大胆なエネルギー転換をする、
そこで上手に経済成長する、
そんなことを楽観的に期待しています。

そんな私にこの本は
とても参考になりました。

脱原発派も、
やっぱり原発なくせないでしょ派も、
一度読んでみることをお勧めします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人工透析が増加中だとか。 | トップ | 合唱団定演。いよいよあさって! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

最近読んだ本」カテゴリの最新記事