文化庁による平成17年度「国語に関する世論調査」の結果が発表されました。
ふ~ん、と見ていたところ、「えっ?」と思ったことが一つ。
4人に3人は「怒り心頭に発する」よりも「怒り心頭に達する」
○ あいきょうを振りまく (43.9%)
× あいそ(う)を振りまく(48.3%)
○ 怒り心頭に発する (14.0%)
× 怒り心頭に達する (74.2%)
○ 腹に据えかねる (74.4%)
× 肝に据えかねる (18.2%)
○ 言葉を濁す (66.9%)
× 口を濁す (27.6%)
ひぇ~、「怒り心頭に達する」だとばかり思っていました。
「怒り心頭に発する」が正しいんですね。
でも、4人に3人は「達する」と思っている。
こうして、誤用のはずなのに、たくさんの人が使うようになって
それが正しいと思い込み、流れとしては「許容」されていく……。
「一生懸命」がいい例でしょう。
確かに学校では「一所懸命」と習いました。
「生」ではなく「所」。間違えやすいということで、しっかり覚えたんです。
ところが最近目にするのは「一生懸命」が圧倒的。
なんだか気に入らないんだなーーー。
よく勘違いされることわざで言えば、
「流れに掉さす」と「情けは人のためならず」。
この調査の中では、「あとで後悔する」「一番最後」「従来から」といった
表現が気になるか、気にならないか、という問いもありました。
一番ベストな方法で、なんていう人もいますよね。
一番ベターという人もね。
日本語は正しく使いたい、と思いつつ、
全然大丈夫、と言っちゃいます。これだってモンダイな日本語だ。
ふ~ん、と見ていたところ、「えっ?」と思ったことが一つ。
4人に3人は「怒り心頭に発する」よりも「怒り心頭に達する」
○ あいきょうを振りまく (43.9%)
× あいそ(う)を振りまく(48.3%)
○ 怒り心頭に発する (14.0%)
× 怒り心頭に達する (74.2%)
○ 腹に据えかねる (74.4%)
× 肝に据えかねる (18.2%)
○ 言葉を濁す (66.9%)
× 口を濁す (27.6%)
ひぇ~、「怒り心頭に達する」だとばかり思っていました。
「怒り心頭に発する」が正しいんですね。
でも、4人に3人は「達する」と思っている。
こうして、誤用のはずなのに、たくさんの人が使うようになって
それが正しいと思い込み、流れとしては「許容」されていく……。
「一生懸命」がいい例でしょう。
確かに学校では「一所懸命」と習いました。
「生」ではなく「所」。間違えやすいということで、しっかり覚えたんです。
ところが最近目にするのは「一生懸命」が圧倒的。
なんだか気に入らないんだなーーー。
よく勘違いされることわざで言えば、
「流れに掉さす」と「情けは人のためならず」。
この調査の中では、「あとで後悔する」「一番最後」「従来から」といった
表現が気になるか、気にならないか、という問いもありました。
一番ベストな方法で、なんていう人もいますよね。
一番ベターという人もね。
日本語は正しく使いたい、と思いつつ、
全然大丈夫、と言っちゃいます。これだってモンダイな日本語だ。