元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ミドリドクダミ・2~葉化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a4/f4e2842169af6c550e8d00b90475c84a.jpg)
ドクダミ科ドクダミ属の「ミドリドクダミ(緑毒溜)」。正式名ではないが通常は純白の苞葉が緑色に変化したものをこのように呼んでいる。そもそもドクダミの苞葉はその名の通り“葉”であり本来は葉緑素のある緑色だったが長い年月を掛けて花のように進化した。当地の専門家に聞くとこの“葉化”は病原性細菌のファイトプラズマが起こす現象であり、調べてみると2011年に東京大学農学生命科学研究科がプレスリリースしていた。
その研究内容は『ファイトプラズマはイネや野菜、果樹、樹木類に感染し枯らせたり黄化・萎縮させたりして農業生産上大きな被害をもたらす。また花卉(かき)や樹木などの植物に感染し、萼や花弁などの花器官が葉になる“葉化”や、バラの花の中央から若芽が出現する“貫生花”などのユニークな病徴を引き起こすことが知られている。研究ではファイトプラズマが花の形成にかかわる遺伝子発現を操作することによって花が葉に変化することを示した。』とのことだ。私のような典型的な文系の植物素人は単純に“先祖返り”と表現しているが、これはずいぶん奥が深そうだ。
その研究内容は『ファイトプラズマはイネや野菜、果樹、樹木類に感染し枯らせたり黄化・萎縮させたりして農業生産上大きな被害をもたらす。また花卉(かき)や樹木などの植物に感染し、萼や花弁などの花器官が葉になる“葉化”や、バラの花の中央から若芽が出現する“貫生花”などのユニークな病徴を引き起こすことが知られている。研究ではファイトプラズマが花の形成にかかわる遺伝子発現を操作することによって花が葉に変化することを示した。』とのことだ。私のような典型的な文系の植物素人は単純に“先祖返り”と表現しているが、これはずいぶん奥が深そうだ。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
« フジウツギ・2... | スズサイコ・4... » |
私達素人には先祖返りとか交雑種とか言われたほうがわかりやすいと言うか証明しにくい方向に逃げてますね(汗)
去年見つけましたが今年同じ場所で探してみたけど見つかりませんでした。
細菌による緑化なら遺伝じゃないから生えてこないのも当然ですね。
おはようございます
ドクダミの苞葉が緑色に変化するのは、細菌が原因だったのですね
ということは、今年見たものは、来年も見られるとは限らないということですね
勉強になりました