goo

ハアザミ

 キツネノマゴ科ハアザミ属の「ハアザミ(葉薊)」。地中海沿岸地方原産の多年草で草丈は1~1.8メートルになり5~7月に長さ4~5センチの筒状の花を穂状に咲かせる。「アカンサス(Acanthus)」とも呼ばれるがアカンサスは属の総称でもある。花は上唇が退化しており白い花弁(下唇)がありその上にブラシのような4本の雄蕊がある。雌蕊は花柱が長く萼片に張り付いて柱頭は2裂している。花弁と蕊を挟むように上には紫色掛かった萼片があり下部には鋭いトゲのある苞葉がある。写真は上部の萼片を持ち上げた状態だがその際に苞葉にある鋭いトゲに触れてかなり痛かった。ギリシャ語のakanthaとは“トゲ”の意味になる。ハアザミはギリシャの国花でその大きな葉は古代ギリシャ以来建築物や内装のモチーフになり“コリント様式”の円柱装飾などに見られる。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
« ミヤマナミキ・... コゴメバオト... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (山小屋)
2024-06-28 08:52:32
ハアザミはよく見かけます。
しかし、苞葉のトゲは知りませんでした。
うっかり触れませんね。
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2024-06-28 12:17:54
アザミ属でもないのになんでこの名前なのかわかりませんね。
キツネノマゴは花が小さくて構造が分かりにくいですがこちらは大きいからわかりやすいですね。
近所で逸出物が咲いていて花の分解しほうだいでした(笑)
 
 
 
山小屋様 (多摩NTの住人)
2024-06-28 16:42:30
コメント有り難うございます。このトゲはかなり鋭いです。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2024-06-28 16:48:13
コメント有り難うございます。アザミのトゲに喩えたのでしょうが、やや強引な命名ですね。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。