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センダン・2~果実

 南浅川沿いの水無瀬児童公園に植栽されている「センダン(栴檀)」。センダン科センダン属の落葉高木で5~6月に葉腋から花序を出し淡紫色の5弁花を多数咲かせる。果実は楕円形の核果で長さ1.5センチほど。果肉が無いためか野鳥には不人気で落葉後も長く枝に残っているが、不思議と春までにはこの実もすっかり無くなっている。やはり野鳥でも食べ物を残すのはもったいない。
 この“もったいない”という日本語にノーベル平和賞を受賞されたケニアの環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが注目し、この言葉に合う英語や他の外国語に無いためそのまま“MOTTAINAI”という言葉で訴えキャンペーンが全世界に拡がっている。今回のサッカーワールドカップで日本代表やサポーターのゴミ拾いを取材した外国人記者が驚いたのが、取材の際に日本人が言った『ATARIMAE』だそうだ。子供の頃から後片付けは“当たり前”だがこれが注目されるのは意外でもあり日本人として誇りにも思える。この行為を我々中高年の日本人ではなく若い世代が普通に行っていることが本当に嬉しい。日本にはまだまだ世界に誇れる文化がたくさんある。
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コマユミ・2~果実

 高尾山“稲荷山コース”で見られる「コマユミ(小真弓)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木でニシキギにそっくりだがその枝にはコルク質の翼が出来ない。5~6月に葉腋から集散花序を出して淡黄緑色の目立たない花を咲かせ果実は秋に赤く稔る。
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マユミ・1~長池公園

 長池公園“やまざとひろば”に植栽されている「マユミ(真弓)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で初夏に目立たない花を咲かせ果実は秋に稔る。果実は直径2センチほどの巾着袋のような形で熟すと中から朱色の種子を出す。この種子には有毒成分が含まれており誤食すると吐き気や下痢を引き起こす。昔はこの果皮や種子をすり潰して頭皮のシラミ駆除に用いたという。
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