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キッコウハグマ・9~長沼公園1

 可憐な花と稀少性でどうしても記事数が多くなる「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。キク科モミジハグマ属の多年草で花期は9~11月。当地では高尾山を含め株数はそこそこ多いが、普段は閉鎖花が多く開放花を咲かせる時期や数はかなり限られる。我が家から約4キロの長沼公園では“霧降の道”で生育を確認しており昨年秋にやっと開放花を1株見つけた。しかし今年その場所は清掃作業で大量の落ち葉が置かれ埋もれてしまった。この日は普段はあまり通らない尾根を登ってみたが何とキッコウハグマが尾根道に点々と生えている。しかも“霧降の道”のものより大きな株ばかり。きっと花期には開放花がたくさん咲いていたのだろう。山道を登りながら数えてみるとわずか200メートルほどの間に55株あった。既に綿毛を飛ばし終えたものや樹の陰など見逃したものを入れればきっと100株以上はあるはずだ。その密度は高尾山の“3号路”や“4号路”以上かも知れない。これは来年が楽しみ。
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コブクザクラ・3~雌蕊

 バラ科サクラ属の「コブクザクラ(子福桜)」。“冬桜”とよばれる品種のひとつで花は10月上旬から咲き始める。花は直径2~3センチの八重咲きで雌蕊が複数本あるのが特徴。写真の花には2本の雌蕊が確認できる。ジュウガツザクラなどの八重桜はほとんど結実しないが本種はサクランボが出来る。しかし冬の花はポリネーターがいないためかこれも結実率はさほど高くない。
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