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ヤマノイモ・2~果実

 長沼公園の林内に蔓を伸ばしている「ヤマノイモ(山の芋)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。「ジネンジョ(自然薯)」や「ジネンジョウ(自然生)」とも呼ばれている。花期は7~8月で雄花は直立し雌花は下垂する。果実は同属のオニドコロに似ているが3個の円形の翼がより丸いほうがヤマノイモなので見分け易い。熟すと上部が開き翼のある種子が出てくる。種子は1室に2枚ずつあり果実に合計6枚ある。ヤマノイモの種子の翼は周り全体に拡がっているがオニドコロの種子の翼は片側に偏っている
 さて話は変わるが、とてもくだらない話なのでこの先をお読みになるのはご自由に。1973年に公開されたジョージ・ルーカス監督の青春映画『アメリカン・グラフティ』では1960年代のヒット曲が次々に流れてくる。その中に“TEEN ANGEL”という曲があり、英語ヒアリング能力の低い私にはこれが“ジネンジョウ~、ジネンジョウ~”と聞こえてしょうがない。歌詞は、恋する彼女が16歳で交通事故で亡くなり悲しみに暮れて亡骸に向かい、僕が聞こえるかい、僕が見えるかい、と歌っているという悲しい内容。自然薯とは全く関係無いが、ネットで“TEEN ANGEL”を検索頂きお聴き下さい。

『TEEN ANGEL』歌:Mark Dinning 1960年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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オニドコロ

 ヤマノイモ科ヤマノイモ属の「オニドコロ(鬼野老)」。日本各地の山野に普通に生えているつる性多年草で雌雄異株。花期は7~8月で雄花序は葉腋から上に伸び雌花序は垂れ下がる。果実は蒴果で上向きになり3つの翼で3室に分かれている。種子は長さ4~5ミリの楕円形で片側だけに翼がある。
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