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散歩道・2~リニア上小山田非常口

 2027年に東京⇔名古屋間の開業を目指して工事が進められている“リニア中央新幹線”。大井川上流水源での工事に静岡県が反対しているため開業は少し延びそうだ。工事は地下深くで行われているためにその様子はわからないが、我が家から直線距離で2.5キロの町田市上小山田町の雑木林に突如直径50メートルの巨大な筒状の構築物が現れた。ここは“第一首都圏トンネル上小山田非常口”の工事現場で“(仮称)神奈川県駅”ができるJR横浜線橋本駅から東に4キロの地点にある。ちなみに我が家から新駅までは直線距離で4.6キロで京王相模原線を利用すれば20分以内でリニアに乗れる。サラリーマン時代に完成していれば出張がずいぶん楽になっていた。
 JR東海のホームページによると工事はニューマチックケーソン工法にという立坑建築であらかじめ地上で鉄筋コンクリート製の函(ケーソン)を作りその下に密閉された作業室を設ける。この作業室に圧縮空気を送り込むことにより周辺からの地下水の侵入を防ぎながら掘削することができる。これはコップを逆さまにして平らに水中に押し込むと空気の圧力により水の侵入を防ぐことができるという原理を応用したもので、作業室で掘削しながら地上ではケーソンを上へと継ぎ足し、沈下と掘削を繰り返し行うことで目的の位置に構築物を設置する。この工法では躯体構築を常に地上で行うとともに地盤を確認しながら正確な沈設ができ、また圧縮空気により地下水を押さえるので地下水の低下など周辺への影響を抑えながら工事を進めることができるとのことだ。
 立坑から出来るとそこに筒状のシールドマシーンを搬入し、西方向の“(仮称)神奈川県駅”と東方向の“小野路非常口(町田市小野路町)”の立坑に向かって掘り進んでいくことになる。
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ホトケノザ・1~閉鎖花

 シソ科オドリコソウ属の「ホトケノザ(仏の座)」。早春の花だが真冬でも陽当たりの良い野道などで咲いていることが多い。ホトケノザは開放花と閉鎖花を付けるので少し詳しく観察してみた。右端の2本が開放花で萼片を含めて長さ2センチほど。その左の2本は開放花の蕾でその左の2本がおそらく閉鎖花だと思われる。楕円形の種子は長さ2~3ミリで先端にエライオソームが付いている。
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