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散歩道・4~リニア小野路非常口

 この界隈の“リニア中央新幹線”関連施設の“上小山田非常口”“神奈川県駅”に続いて最後は“首都圏第一トンネル小野路非常口”。ここは町田市小野路町で野津田公園北交差点の北100メートルに位置している。周りは高い擁壁とフェンスに囲われ筒状の立坑は全く見えない。クレーンの上部が見えるのでその辺りに立坑があるのだろう。
 ここでリニア中央新幹線計画に触れておこう。ルートは品川駅(地下40メートル)を出発し1キロほど南下してからやや南西にカーブ。東雪谷、等々力、梶ヶ谷、犬蔵の各非常口を過ぎて東百合丘非常口辺りでほぼ真西に向かう。片平、小野路、上小山田の各非常口を過ぎると最初の駅の神奈川県駅(地下30メートル)に到着する。グーグルアースで見るとそれぞれの場所で円型の立坑工事が行われているのがわかる。
 地上に出るのは“神奈川県駅”のまだ先で品川を出発してから約42キロの相模川橋梁。しかし最高時速500キロのリニアなら出発してから10数分で相模川を渡るだろう。すぐにまたトンネルに入りその先は“山梨リニア実験線”に繋がる。そして山梨県駅、長野県駅、岐阜県駅を経由して名古屋駅まで約286キロをわずか40分で到達する。全線の約86%がトンネルになり谷間を通過するわずかな地上部を除けば、ゆっくり車窓を楽しめるのは甲府盆地付近の約20キロ、長野県飯田市付近の約4キロ、岐阜県中津川市付近の約4キロしかない。その甲府盆地の通過はおそらく2~3分、飯田市や中津川市の通過は1分も掛からないと思われる。東海道新幹線なら富士山をゆっくり眺められるがリニアではほんの一瞬であり富士山フェチにはリニアは不向き。
 リニアが開通したら我が家の玄関から神奈川県駅経由で名古屋までは約1時間で行くことができる。サラリーマン時代に何度か名古屋出張があり、愛・地球博も見学したがまだ名古屋城には行っていなかった。開通後は是非“しゃちほこ”を見て、本場の“味噌煮込みうどん”“ひつまぶし”“名古屋コーチン”“えびふりゃあ”、それに“ヨコイのあんかけスパゲッティ”をまた食べたい。
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ハカタシダ・2~胞子葉

 オシダ科カナワラビ属の「ハカタシダ(博多羊歯)」。低山のやや乾いた林床に生育する常緑性のシダ植物で全体の長さは30~40センチ。写真右側は胞子葉の裏面で左奥側が栄養葉。最下羽片の下側第1羽片がピンと長いのが特徴のひとつになる。葉に白い斑が入るのが名前の由来だがこの界隈のものは緑一色。斑入りの個体は八王子市内では戸吹、美山、恩方など北西の山地方面で見られるようだ。
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