元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ワビスケ・2~落花
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が上々の滑り出しのようだ。主役の明智光秀を演じる長谷川博己さんの爽やかさだけでなく、松永弾正久秀役の吉田鋼太郎さん、齋藤道三役の本木雅弘さんらの快演が話題を呼んでいる。サントリー緑茶飲料“伊右衛門”のCMに出ている本木さん演じる道三が、娘婿の土岐頼純を茶で毒殺すると、翌日サントリーは、公式ツイッターでCM妻役の宮沢りえさんの画像と『昨晩は主人が熱演のあまり、皆様をお騒がせしたようで、すみません。まずは心を落ち着け、茶などお召し上がり下さいませ。妻より』という洒落の利いたコメントを流し、『サントリーが来る~』とネットが沸いた。あの放映時間帯に『ダーウィンが来た!』『麒麟がくる』と偶然続いているのも面白い。
さて明智光秀の家紋は名門土岐源氏の支流として“桔梗紋”であり、松永久秀は生命力が強く子孫繁栄に通じる縁起の良い“蔦紋(つたもん)”になる。齋藤道三の出自は不明であり、油売りから何度も名前が変わり、その都度家紋も変わったが、最終的には“二頭立浪(立波とも)紋”となりこれは道三のオリジナルになる。
家紋の図柄は植物、動物、天体、文様など様々だが、家紋の図柄として使われなかった植物が“桜”と“椿”だった。『花は桜木、人は武士』であり、散り際の美しさから桜は好まれるが、一族もろとも散ってしまうというのは避けたかったのだろう。椿は花後に潔くポトリと落ちるが、これは打ち首を想像させるのでやはり家紋としては敬遠された。しかし武士が椿を嫌っていたというのは俗説で、江戸時代には武家屋敷などでも盛んに椿栽培、品種改良が行われていた。
写真はいせまいり公園に植栽されている「ワビスケ(侘助)」。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で樹高は4~5メートル。先日、咲き始めを撮ったが、再び訪れると樹の下にたくさんの落花があった。ワビスケには強い香りの品種があるらしいので、咲いている花を嗅いでみたがそれには香りが無かった。ワビスケは花粉を作らないのが特徴で、指先で雄蕊を触ってみたが花粉は全く付かない。
さて明智光秀の家紋は名門土岐源氏の支流として“桔梗紋”であり、松永久秀は生命力が強く子孫繁栄に通じる縁起の良い“蔦紋(つたもん)”になる。齋藤道三の出自は不明であり、油売りから何度も名前が変わり、その都度家紋も変わったが、最終的には“二頭立浪(立波とも)紋”となりこれは道三のオリジナルになる。
家紋の図柄は植物、動物、天体、文様など様々だが、家紋の図柄として使われなかった植物が“桜”と“椿”だった。『花は桜木、人は武士』であり、散り際の美しさから桜は好まれるが、一族もろとも散ってしまうというのは避けたかったのだろう。椿は花後に潔くポトリと落ちるが、これは打ち首を想像させるのでやはり家紋としては敬遠された。しかし武士が椿を嫌っていたというのは俗説で、江戸時代には武家屋敷などでも盛んに椿栽培、品種改良が行われていた。
写真はいせまいり公園に植栽されている「ワビスケ(侘助)」。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で樹高は4~5メートル。先日、咲き始めを撮ったが、再び訪れると樹の下にたくさんの落花があった。ワビスケには強い香りの品種があるらしいので、咲いている花を嗅いでみたがそれには香りが無かった。ワビスケは花粉を作らないのが特徴で、指先で雄蕊を触ってみたが花粉は全く付かない。
コメント ( 24 ) | Trackback ( 0 )
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花粉がないので生花にしても下が汚れませんが蜜はあるので鳥が来ます。
侘助は雄蕊が退化して居る為、基本的には花粉を付けない・・・。
ネットで調べてみました、これが椿との大きな違いのようですね。
色々と勉強になります。
いつも思いますが、名が面白い。
なんでまた花を愛でる椿にわび
すけなんてつけたのだろう。
ただ、そんな名付けもどこか粋
なものを感じられるあたりが日
本かなぁ。
さて、大河ドラマ。久し振りに
戦国期ネタ。やはり視聴率を稼
ぎたいのならこの時代かなと..
信長前の混沌としている頃合い
はあまり知られていないので、
面白くできそうです。できれば
その辺を少しやってからこうし
た時勢に後の光秀が生まれたな
んてスタートしたらもーねぇ。
控えめな咲き方もいいし!
今年の大河ドラマは私も録画しておき何度か見るようにしています。
歴史にうといのですぐには理解できなくて・・・
色々な事象にからませ反応があるのが面白いです~
おはようございます
ワビスケは、花粉を作らないのですか
初めて知りました
今日、これから出掛けますので、確認します
色々と勉強になります
茶花としても使われているようです。
一般の椿のように平開しないところも
つつましくてよいですね。
椿、紫陽花、百合など日本が世界に誇れる花を、いつまでもで大事にしていきたいです。
宮沢りえのCMは見損ないました。面白いですね。
家紋も桜や椿が嫌われたというのもわかります。
関ヶ原を通った時、家紋の付いた旗とか案内板とかいろいろありました。
侘助、香がある種類があるのを知りませんでした。
私はツバキが好きだからかなり真剣に突っ込みましたけど…。
「侘助の雄しべは退化して白く、花粉を出さない」を
今になって知り、NETで確認出来ました。(;^_^A
今迄写して来た侘助ですが、全く気付きませんでした。
過去の画像を見直しても、どれも花粉がある様に見えてました。
しかし、2/02に意識して写したら・・・雄しべが白化した花があって
その上 同時に花粉を出しているのもありました。
認識を新たに出来ました。有難うございます(´▽`*人)☆
今日2/05に載せて見ました~~感謝申し上げます★
第4話が放送された頃、第2話を見たら、「おもしろいじゃないか!」と一気に録画を見て追い着いて、以降楽しみにしております。
大河ドラマになりやすい時期よりその半世代ほど前、京都に足利義輝や三好長慶や細川晴元、松永久秀がいた頃というのは、なかなか新鮮で、とても興味深いです。
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