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アカバナ・4~綿毛

 今日は二十四節気の“小雪”。女優の“こゆき”さんではなく“しょうせつ”と読む。北国から雪の便りが届く頃だが、まだ本格的な冬ではないため“小雪”とされている。一昨日、札幌で初雪が観測されたが、これは1876年(明治9年)の統計開始以来、1890年(明治23年)と並んで128年振りの最も遅い記録となった。ちなみに札幌の最も早い初雪は1880年(明治13年)の10月5日とのことだ。今年は雪不足で各地のスキー場も困っていると聞く。ドカ雪は困るが、やはり必要なところには平年並みの雪が降って欲しい。二十四節気はこのあと“大雪(12/7)”“冬至(12/22)”と続いていく。
 写真は下柚木の用水路に根付いている「アカバナ(赤花)」。アカバナ科アカバナ属の多年草で、細長い蒴果が弾け綿毛の種子が規則正しく並んでいる様子が見える。種子は北風によって先端の種子から順番に飛んでいく。綿毛の長さは4~5ミリで種子の部分は長さ2ミリほど。
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トキリマメ・2~果実

 マメ科タンキリマメ属の「トキリマメ(吐切豆)」。他の植物に蔓を絡ませ、夏に黄色い小さな花を咲かせていたが、赤い莢が弾けて黒い種子を見せている。莢の長さは2センチほどで、種子の直径は5~6ミリ。同じ仲間のタンキリマメ(痰切豆)と花や果実はそっくりだが、タンキリマメの葉は中央から先端寄りが太くなるのに対して、トキリマメは中央から基部に近いほうが太くなる。残念ながらこの界隈ではタンキリマメを見ていない。
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